歯を噛み締め拳を握りしめ涙を流し諦めた日々を今回の記事に全力で詰めこむとする。
1回目「すいません…満席なんで…」
2回目「申し訳ないですー!!」
3回目「すいません!今一杯で!」
この店のお話を聞いて、うひょー!うまそっすねー!すぐ行きますねー!って言い放ち数ヶ月。
三回チャレンジしたんですけどマジで全然入れなくて、そのつど「マジか」と思いながら他の店を探す気力もなく銅座を彷徨いました。
今回たまたま店を出る客の影をみかけるや否や飛び込んでやっと着座できました。
いんやー!!嬉しかったですねマジで!!
てか予約すればいいやん?と思ったそこのあなた。
正解。
正解やけど勘のいいガキは嫌いだよ(血涙)
うっうっ、いや、なんつーかあれだね。ここまで断られると意地でも飛び込みではいろうとする心理が発動するよね。俺だけですか。そうですか。
流した涙の意味よ
っというわけで興味持った方は予約していくことをオススメします。てかわりとマジで週末とかは予約せんと入れんと思うぞ。
いきなり飛び込んでくる圧巻の焼き台
入店するや否や飛び込んでくるのは豪快に煙を吐きながら燃える焼き台!これがなかなかインパクトがあります。私が退店するまでずっとフル稼働でした。
もくぞうはカウンター6席、2人掛けテーブルは1台。10名程はゆっくり座れる座席もあります。私が入店した時は座敷で宴会が行われていました。中規模クラスの宴会なら対応できそうですね。
主要メニューが上記。1ドリンク&おまかせ串5本セットをオーダーしました。
この他にもグランドメニューとしておつまみ・サラダ・焼き魚・揚げ物・〆のご飯もの・デザートなど、焼き鳥屋さんらしい展開をみせていました。
焼き鳥・焼きとん・野菜串・魚介串と串のラインナップはさすがに多かったです。
ビールはエビスビール。ジョッキではなくて大きめのグラスで提供されました。
お通しはもやしのナムル。辛いばかりではなく酸味も加わりこの時期ちょうどいいっす
焼き物の登場
お任せ串の最初の5本が登場。もも・とんとろ・せせり
ああ…この店がオススメされるワケだぜ。
どの串にも言えるのが焼き上がりがジューシー。いやジューシーって言い方だけじゃ不十分だな。
脂・肉汁がばっちり守られた状態。丁寧な温度管理・無駄に焼かないジャストタイムの焼き加減といった所。これはなかなかないね。しかしそれでいて表面はカリっと香ばしい。
肉の中に『美味さの要素』を余す事無く閉じ込めるこの技術。
三度満席をくらっても諦めずにチャレンジした甲斐があったってもんだ。
この店内の広めのキャパと焼き台のキャパのギャップをみて思う。フル回転で焼きまくってるにも関わらずこのクオリティが提供されるのは素晴らしいですね。
もしお任せにはいってなかったら単品で頼もうと思っていた、鶏皮の串唐揚げ。
こいつもなかなかの破壊力でした。これはみんなも食べて欲しい。
カリカリと思いきや中はモチモチだ。サクサクとモチモチのハイブリッドは凄い新しい。それでいてすっげえ甘い。これぞ脂の成せるワザだと思う。
最後はブタの小袋。ホルモン臭さは以外とない。しかしながらホルモンらしいギュッとした食味。やはり全体的にレベルが高い。
こいつだけは絶対食って!白レバー!
ここを勧めてくれた人が「猫町さん、ここの白レバーは絶対に食ってください」なーんて言うもんだから楽しみにしていた白レバー。
うん!みんなこれ絶対食って!
いんやー、まぁ凄いっすね!いわるゆ一般的なレバー串と一緒にしちゃいけないな。
レバーって当たり外れ激しいでしょ?独特の臭みっていうかさ、私好んでは食わないんですよ。
しかしここの白レバーはいいね。臭みがまるでない。レバーのいいとこだけとってる感じです。しっとりとした食感はフォアグラ的。えぐさも無くてレバー苦手な人こそ食べて欲しいっす!
レバーのクセが好きな人はふりかけてあるごま油が多少くどく感じるかもしれないですが、それを差し引いても唸ると思います。これはたまげたなあ。美味いよ。
銅座の中にひっそり営業しているあぶり家もくぞう。その正体は常に客も焼き台もフル回転の店でした。
私が食べてる間も飛び込みのお客さんが次々と断られてました。
ああ…いつかの俺だ。
もう店長さんもずっと申し訳なさそう。見てるこっちが辛い。
みんなは是非予約して行ってくれ!おっさんとの約束だぞ!
最高の串をありがとうございます!また来ますよ!
ごちそうさまでした!!!
あぶり家もくぞう