島原半島北部から東南部に面する有明海は日本一の干潟といわれています。
海苔養殖をはじめ、アサリ、ガネ(ワタリガニ)が盛んで、また干潟特有の生物としてムツゴロウをはじめ最近では海のエイリアン『わらすぼ』等もピックアップされ、豊富な生物の生態系を知ることができるとあって全国的にも知名度のある海であります。
有明海の干満差は湾口では3~4m、湾奥で平均5mで最大では約6mにも成ります。
わかったわかった。干満差が凄いんやね。ただ5m6mの干満ってどんなもんよ?
そんなニッチな需要を頂きいってきました。そこで私はギャップ萌えとは何かを深く知る事になったのです。
満潮
干潮
まず向かったのは湾奥である有明町。金曜ロードショーのオープニングに使われそうな満潮時。堤防の根元まで海水があったのがあれよあれよという間に干潟になっております。
よっしゃ釣りいくやでー!と意気込んで準備していたら既に干潟になっていた。あるあるです。
猫町『なんやこれ…海水あらへん…釣りでけへん』
???『ふふふ…おにいさん素人だね?』
猫町『!?』
といった手に汗握るスリリングなやりとりが釣り場では発生します。
※発生には諸々条件があります
満潮
干潮
こちらは国見町。さきほどと同じく広大な干潟が広がります。
長崎県の有明海沿岸ではこの干満の差を利用した県内でも指折りの潮干狩りのメッカとなっております。
写真があったらわかりやすいのですが上図の広大な干潟に勝るとも劣らない、人、人、人。
広大な干潟が人で埋め尽くされます。まず国道から知り合いを探すのは到底不可能です。
猫町『そんな…ウォーリーを探せマスターの俺が見つけきれないだと…?』
???『ふふふ…おにいさん素人だね?』
猫町『!?』
といった手に汗握るスリリングなやりとりが猟場では発生します。
※発生には諸々条件があります
満潮
干潮
こちらも国見町、多比良港周辺です。こちらもなかなかの引きっぷりです。
河口周辺もなかなかのもんだ
こちらは有明町の河口にある『ありあけばし』
潮がひくとほぼ水無し川になります。ここでは例年夏になると地元の小学生の体験授業の一貫で、漁が行われます。
潮が満ちきった所で網をかけ、餌を求めて川の奥まで泳いでいった魚達が干潮になるにつれて海に戻ってきた所を待ち伏せする漁です。
これも水位のギャップがなせる技でかなりの魚が穫れます。子供達のきゃあきゃあといった歓声は夏の風物詩になっています。おっさんもまぜてくれ。
ごめんやめて通報しないで
こちらは国見町の一角。波がたっていないので分かり易いですね。河口付近ではこのように潮の引き具合がとても良くわかるんすよ。
ちなみに停泊している船は完全に船底がタッチしちゃいます。有明海ではこれが普通の光景なんですが他県ではなかなかみることはないですね。
振り幅が大きいほど驚きは大きい
有明海ほどに表情を変える海があったであろうか。
ここまでに表情を変える海を私は知らない。
よくギャップ萌えという単語を聞くが、あんたが狙ってやっているそれは有明海先輩の前でも自信をもって言えんの?
半端で、平均的で、中流で、ミドルなギャップ萌えなんか今の世の中溢れすぎて刺さらない。
ぶち抜けて、飛び抜けて、突き抜けたものに興味はいくのだ。それは裏を返せばハイリスクなことでもあるんだけどリスクなくして成果があがるのか。
俺はまだまだ平均的な中で泳いでいた、ひえじごだ。努力もたりない。ブログ運営だってそう。すごい反省した。
人生の経験を海から学ぶことは多い。子供の頃から海は色んなことを教えてくれた。そんなことを思いながら家路につこうとしt…
??『おにいさんおにいさん』
猫町『!?』
??『今日は中潮ばい』
猫町『!?』
海から学ぶことはまだまだありそうだ。
※取材日ガチで中潮でした。大潮ではもっともっと干満の差がでます