新型コロナウイルスの影響で今どの業界もとてつもないダメージをうけています。
飲食店はテイクアウトをされるお店が増えてきていますね。なんとか打開されようとみなさん工夫されています。わたしたちも食べて応援したいところ!
ただ、なかにはテイクアウトをしたくてもできないお店や、やむなく休業せざるをえなかったお店もあります。
なんかもう悲しくなってきます。
それが自分の愛するお店ならなおさらなんすよ。
めちゃくちゃ悔しいわけですよ。
そして追い討ちをかけるように長崎ではクルーズ船の集団感染。
このタイミングで休業を宣言されるお店も増えました。
『休業中のお店にも支援できる方法はないものか』
そんなことをここ2週間ほどずっと考えていましてボトルキープの案とかやってみたりもしました。
でもなんというかもう一歩足りない気がしていたんです。
クラウドファウンディングみたいな支援方法がないかなぁ?
でもやるお店は負担も大きいし大変そうだしなぁ…?
そんなことを考えていたら打開策の糸口を知れたんです。
きっかけは取材させてもらった居酒屋さんに挨拶にいった時のこと
きっかけは銅座にある『居酒屋 剛』に取材にいった時のこと。
まだどこの居酒屋さんも元気だった3月下旬あたりでしたね。
居酒屋剛はとにかく1人飲みに最高にアツい店でした。
現時点で銅座の1人飲みでわたしが真っ先におすすめするお店です。
肴もやたらうめぇし…写真のマグロのレアカツとかもはや凶器ですよ。今まで何人のほっぺたを落としてきたかと思うとゾッとします。こんなん事件やって。
ご夫婦とスタッフさん1名でまわされていましてね。
人柄も超良くて。そんな居心地いい空間を求めるお客さんでいつも満員の人気店でした。そりゃ常連つくわって感じっす。だって
『ここいいっすねー!このお店もっと掘り下げたいわー!!』
っつって別日にアポ取ってインタビューまでしにいったもんわたし。ノリノリだったわよ。がっつり貴重な時間をいただいてまじで感謝でした。
『よか記事にしますけん!』
そうやってご夫婦に挨拶しお店をあとにして記事をガリガリと執筆していたんです。
『うひーー!!こりゃええ記事になるぞぉーー!』
ってニヤニヤしながら書いてましたよ。
ただみなさん知っての通り長崎をとりまくコロナの状況はどんどん悪化していきました。
4月に入ってからわたしはどうしても居酒屋剛をはじめとする取材した居酒屋さんの記事をあげることができませんでした。
”このタイミングで記事をあげるのは違う”
って思ってたんす。本当に考えすぎかもしれないけど。
『お店はもっと繁盛して欲しいけどコロナのリスクはあがって欲しくない』
そんなジレンマの中、時間だけが過ぎていきました。
もしかしたら剛さん記事ができるのを待っているかもしれない。
ふとそんな考えが脳裏をかすめました。
『記事をあげきれないですいませんって言いに行こう…そしてせめて支援にボトルキープを入れに行こう』
そう思って早い時間に伺ったら剛さんはすでに休業されていました。
もうこの時は声もかけられなかったのかと無力感に襲われましたね…
ただ休業の理由は売り上げ以外にあったのでした。
早い段階で休業に踏み切ったのにはこんな想いがあった
お店の入り口には貼り紙がありました。
写真が見にくいと思うので以下に引用です。
あなたに家族はいますか?
恋人はいますか?
友人はいますか?
同僚はいますか?
あなたは本当に感染していませんか?
お客様、従業員、家族、友人、育った町、
私たちには大切な人や町が沢山あります。
それを剛によって傷付けてしまわないよう当面の間、営業を自粛致します。
決して大袈裟ではありません。楽しい時間のすぐ後ろにはコロナがきています。
国や県や地方自治体のアクションを待っていては手遅れになると判断したため苦渋で前向きな決断です。
皆さんもお一人お一人が今本当に取るべき行動をもう一度考えてみて下さい。
みんなが同じ思いをもつことができれば必ずコロナを撃退できるはず!!
勇気をだして決断しましょう。
まっすぐなご夫婦らしいストレートな文章でした。
居酒屋剛は4月になったばかりのかなり早い段階で休業に踏み切っていましてね。
この頃はどこもまだお客さんが普通に来店している状況。剛さんとこも一杯だったでしょう。それでも自分たちのまわりを傷つける可能性があるからと決断されたそうです。
しかし休業する以上、売り上げはないのでお金は入ってこないわけです。代償は容赦ないです。
スタッフさんへの給与や生活、お店の家賃をはじめすぐに必要な生活費はもちろん直撃で影響をうけます。重い負担は避けられません。
それでも休業に踏み切るのってかなりの決断だったんじゃないかと思います。
貼り紙の続きに気になる情報があった。
帰ろうと思った時に張り紙に続きがあることに気付きました。
『居酒屋剛のお食事券(ギフトカード)が購入できます!!』
これが今回の記事のタイトルにある『家にいながら支援できる方法』につながるのでした。
オンラインでギフト券を購入してお店を支援
張り紙にあったQRコードにアクセスすると剛さんとこのインスタグラムが開きましてお食事券の内容について知れました。
剛さんはキャッシュレスシステム『Square』の『ギフトカード機能』を使用されていたんです。
詳しくは上のインスタグラムの投稿をじっくり見て欲しいんですけど
要約すると『お食事券を販売してユーザーに買ってもらう』ってシステムでした。
お客さんの購入の仕方もシンプルでこんな感じ
- ギフトカード購入ページにアクセス
- 購入する金額を選択
- 自分の名前とメールアドレスを入力
- クレジットカード情報入力
めんどい会員登録とかないんでお客さんも手軽に購入できる。
これならお店には当座のお金が入るし、お客さんはお店が再開したあとからギフトカードで食事ができるし損もない。自分自身にも送れる。これはいいなって思ったんです。
これならテイクアウトができないお店はもちろん、やむを得ず休業してるお店も支援をうけることができるかもしれないと思った。
てか見て欲しいのは剛さんのコメントよ…本当に真剣にコロナと向き合ってるし同業の人にもなにか力になれんかと必死に発信してる。
これを見た時に本当にこのお二人の人柄の良さをしみじみ感じました。
Square がどんなんか調べてみたらよく見るアレだった。
ギフトカードシステムをやってるSquareをちょっと調べたら、最近よくレジでみるようになったクレカ決済やオンライン決済支援をやってる会社だった。
iPad使ってPOS会計やってるのみて『おしゃれやん』程度にしか思ってなかったんだけど実はすごかったんすね。
知り合いの店も現金派だったのに
『いちばん金かからんで簡単そうやったけ始めてみたわ』
って言ってたのを思い出したんでこのギフトカードの件を速攻教えてあげた。
クラウドファウンディングとか大掛かりなものは大変だけどこれなら個人のお店でもすぐ真似できる。
>>Squareのeギフトカード詳細ページ
剛さんにどうやってこのシステムを導入したか聞いてみた
インスタにも書かれてますが剛さんとこはかなりこのシステムで助かったそうで、困ってるお店には今もすすめているそうです。
これを知ってる人が増えればばわたしもそんな困ってるお店の手助けになるかもしれない。
剛さんに連絡して導入に関して気になるとこをいろいろ聞いてきました。(もちろんオンラインでね)
剛さんとこのギフト券買ってみた。
普通に支援したい気持ちもあるし、またうめぇ肴で酒飲みたかったんで剛さんとこに5000円いれてみました。(何回も言いますがマグロのレアカツはほんとやべぇ。みんなもほっぺた落とされるといい)
今回は自分自身にギフトカードを送りましたがメールアドレスを知ってる家族・友人にも もちろん贈れます。
入力後の画面はこんな感じです。
猫町から猫町に送ったので『猫町様に送りました』って内容になるんですね。
猫町から猫町に送ったので『猫町様から頂きました』って内容になるんですね。
ここがミソです。『ギフトカード』っていっても紙のギフトカードじゃなくてギフトコード提示が使用方法となるんです。
これによりお客さんは一歩も外に出ず、非対面でカードを保有することになります。
お店の方もお客さんもコロナリスクなしで安心して使える。これが最大のメリットです。
お客さんのデメリット&お店側のデメリット
お客さん側のデメリットといえばお店の再開時期がコロナ次第でわからないのでいつ使えるかわからないことくらい。損はないですね。
正直このシステムならお店側は利益がでるくらいで金額や使い方を設定したほうが『支援』という意味合いではいいかもしれない。
実際調べたら
『ギフトカードは買ったけど支援だから使うつもりはない』
って人もおるみたいだし。
そしてお客さんとしても最悪お店がクローズしても悔いがないところにいれて欲しいと思う。
このシステムの有用な使い方は好きなお店、愛するお店への支援だと思うんです。
だからクラファンでよくある過剰なリターンをお店はしないほうが逆に正解だとわたしは思います。
大きい事業なら巻き返しがききそうですけど、大半はお店再開後はやっぱり苦しくなると思うので。
あとはクレジットカード決済しかできないことくらいですかね。これはしょうがないね。
あとお店側のデメリットといえば手数料。
導入費用などはないんですがSquareの決済時に 3.25% の手数料がかります。
例えば 5,000円 のカード売り上げで手元にはいるのは 3.25% 引かれた 4,837円。
Squareはこの決済手数料を利益とすることで他のサービスを無償にできるという仕組みたいですね(カードリーダーは有償)
引用:クレジットカード決済・タブレットPOSレジならSquare 料金体系について
あと、考えられるデメリットとしてお店が再開したあとギフトカードを使われた分は当然お金が入らないので売り上げは0なところ。
それでも補償がみえないこの現状を考えたら当座のお金がすぐに入るギフトカードのメリットは高金利の融資よりも断然あると思います。
>>Squareのギフトカード詳細ページ
お店は今も全力で戦ってる。私たちもできることは支援したいですよね
『だれも来ない…声もかけてもらえない…嫌われた?』
『行きたい…支援したい…』
お店とお客さん。ウイルスひとつで想いがスレ違うの悲しいじゃないすか…
今わたしたちに足りないのって『声』と『アクション』じゃないかって思うんです。
だれだって力になりたいと思う気持ちはあるんです。
ネットみても町の声聞いてもひしひしと感じます。とても大きくて、もうあふれんばかりです。
そうなった原因のひとつとして
『支援する窓口』がないってのがあったと思います。
この記事ではそこを打開した剛さんのアクションを紹介させてもらった。わたしができることはこれだ!って思ったんです。これがわたしのアクション。
店頭で声を掛けれれば最高だけど、選択肢は来店だけじゃない。
体は家に縛られてるけど資金や想いはWebから伝えることができる。
そのクリックやタップは『頑張ってね。また来るけん』の応援メッセージになります。
それがどれだけお店の方を励ませるか。
それはあなたが思ってる以上の力があるんす。
わかるんすよ。お店の人みんな言ってるもん。今は本当に声が足りない。
綺麗事だけじゃ世間は渡れんけど綺麗ごとなくなったら悲しいやないすか。声出そうで。動こうで。
『お店は応援したいけど外出は自粛だし』
そんな狭間で悩んでるお客さんてめちゃめちゃめちゃめちゃおるんです。
こういうオンラインの支援が広がっていったらええなと心底思いました。
ギフトカードの導入費用は無料ですし。掲載されたらわたしも微力ながらSNSでお店の購入ページを宣伝したいと思います。店名・住所・紹介URLを教えてください。
興味がありそうなお店があったら『こんなんもあるよ!』って教えてあげてください。コロナ打開への切り札は多いほどいい。
最後に今回記事作成に協力していただいた居酒屋剛さんに感謝を。
本当にありがとうございました!!!
お店の再開はインスタグラムで告知されるそうです!猫のガチおすすめ店なんでフォローしとくの推奨ですぞ!
ほっぺたをたくさん用意してマグロレアカツ食ってみてくだされ
わたしのブログは飲食店に支えられてきた。
何もないつまらん休日をいかに飲食店に打開させてもらってきたか今本当に痛感させられています。
この記事の広告収益でお世話になった飲食店へさらになにかしらの支援ができないかと考えています(今はボトルキープしか浮かばないけども…)それまでは愛するお店には生き残って欲しい!
ではでは今日はこのへんで!猫町でした!
>>Squareのギフトカード詳細ページ