急に冬が本気だしてきてないっすか?いやマジでしびれ上がりますね。
こうなってくると恋しくなるのが温泉っす。
できれば誰もおらん静かで秘境的なところでブログ書いてのんびり過ごしたい欲がふつふつと…
てなわけで温泉宿を全力リサーチ!熊本県に足をのばし黒川温泉にある『深山山荘』に行ってまいりました。
控えめにいって最高だった。ここはいいぞ。
特に静かなところで何もせずにゆったりくつろぎたい人にはマジでおすすめっす!
どんな感じだったのかササっとまとめてみたいと思います。
この記事の目次
深山山荘へのアクセスマップ
観光のお店とかご飯処がある温泉街からは結構離れています。
正直そっちをメインで黒川に旅行行きたい人にはちょっとおすすめできんすね。歩いていくには正直しんどいっす。
また山の中なので冬場は積雪の可能性もあるので注意が必要です。天気はよく調べておきましょう。
住所・連絡先 各種詳細
施設名 | 山みず木別邸 深山山荘 |
---|---|
住所 | 〒869-2402 熊本県阿蘇郡南小国町満願時6393 |
連絡先 | 電話:0967-44-1101 FAX:0967-44-1150 |
温泉街への無料シャトルバスがあるぞ
温泉街へのアクセスがイマイチといいましたが宿の敷地内から観光場所へのシャトルバスがありますけん問題はないかもですね。
上の写真は深山山荘敷地内のシャトルバス停留所です。案外みんな利用してたっす。
温泉街にも駐車場はたくさんありますが週末だったのもあって満車ばかりで路頭に迷うマイカー勢がたくさんいたので、このシャトルバス使うのが賢いかもしれません。
シャトルバスとは別に事前に連絡すると送迎バスもでるみたいなんでマイカーがない人は利用するといいですね。
深山山荘ってどんなとこ?
いや、一言でいったらほんとこれ。写真見てん。マジ村。
たぶんここが温泉宿って知らなかったら村って言ってもわからんと思う。
全室離れの贅沢な宿だった
藁葺き屋根の平屋が8棟。全て離れです。
なので深山山荘は1日に宿泊できる組数に限りがあります。お得なプランがあるとあっという間に満室になります。これがちと痛いっすね!
組数が少ないのと全室離れなんで、
他の大型宿泊施設と違い、他のお客さんとの接触がほとんどありません。
お食事処は敷地中央にある「みやまダイニング」ってとこで、お客さん全員共有ですけどね。
ゆったり静かに過ごしたいわたしはここがアツいなって思ってこの宿にきめました。
チェックイン後からゆったりできるぞ
深山山荘は全室離れなのでフロントも別に一棟設けられています。写真のようなテーブルがあるところでゆったりできます。
コーヒーや新聞、黒川温泉・阿蘇の情報誌など待つ時間も退屈せずに済みますぞ。
ウェルカムドリンクでお茶と自家製の羊羹もいただきました。
こういうのがサッとでてくる旅館すっごい好き。
客室棟まではカートで運んでくれる
受付後は写真のようなカートでお部屋があるところまで運んでくれます。
これ意外やった。こんなんあるんか。
確かに少し歩かなきゃだけど2〜3分くらいで済むけん最初は『やや!大丈夫っす!普通に歩いて行くっすよ!ww』って言ったんすけどね。でも
荷物が多い人にはめちゃくちゃありがたいよなって合点がつきました。
自然の美しさを感じられる深山山荘
客室棟までのカートでの旅路。深山山荘の強みに気づくことになります。
紅葉ピークの時を狙うと良さげ
冬になる前に行ったんですが綺麗な紅葉が残っていました。
カートの運転手さん曰く『ピーク時はここ一面紅葉になるんですよ〜』とのこと。
これでも十分だけど、次は秋真っ盛りん時に行こうと誓った。
人に酔わずに紅葉狩りができるじゃないですか…
ふと足元をみるとドングリ。メイ歓喜ですよこんなん。
少しでも都心にいくと、もうドングリすら見られなくなりましたよね。
四季の表情をのぞける点でも深山山荘には注目するところが多そうです。他の季節もまた違った表情がみれるぞやしれません。
藁葺き屋根の客室棟がめっちゃ癒される
いやーいいですね!藁葺き屋根!THE 日本昔話です!年甲斐なくテンションあがりましたね!
カートの運転手さんに
『藁葺き屋根じゃないのもあるんですねー』って聞いたら
『藁が足りなかったんです…笑』と悔しそうにされていました。今年中には全ての棟が藁葺き屋根になるそうです。
畑には作物を育てられてて非常に風情がありましたね。
そよ風庵の客室の仕様・設備
室内は外観とはうってかわって超モダンです。
リビング・脱衣室・浴室・寝室から構成されてました。
キッチンがないだけで普通に家です。
とにかくスッキリしていて無駄なもんが全然ないリビングでした。
わたしは今回仕事も兼ねての宿泊だったんで洋室の『そよ風庵』を取りましたが和室とかめちゃくちゃ寛げると思いますぞい。こんなん絶対だれる。
楽天トラベルが客室別一覧があって見やすかったんで気になる人は以下からどうぞ。個人的に次回はCーTYPEの客室狙っとります。
テレビは32型くらいかな?ちょいと小ぶりなものが一点ありました。今回は使いませんでした。すんませんー。
中庭付きで外にもでれます
外からは深山山荘の景色が望めました。スリッパもあるのでちょっとした散歩もできますぞ。
夏は100%ひぐらしの鳴き声が聞こえますねこれ。ええなぁ。
ぜひ座って欲しいリクライニングチェア
これ異常に座り心地が良かったっす。時間泥棒ですね…
基本的に滞在中の半分はここで読書してました。日頃なかなかどっぷり読書する機会なかったんでめっちゃ良かった。
この椅子を外に向けてぼけーっとするのはマジおすすめです!
サービスや小物も充実してる
コーヒーメーカーはリビングに。 自由に飲むことができますぞ!エスプレッソマシンは共有スペースにあることが多いですが客室にあるのは珍しいっすね。
加湿器も装備してます。部屋自体が広いからこれは必須ですね。存分に使用しました。
寝室はリビングとは別室。広々してました
ひろびろとした寝室。マットレスは『めっちゃふっかふか!』ってわけじゃないんですけどね。
でもわたしお布団に in してから速攻落ちたんで間違いなくいいやつです。スマホいじる間なし!!なんすかこれ…
布団自体は厚みがそれほどないのにかなり保温性高いすね。山中なんで朝方かなり冷え込むんですけど全然余裕でした。
あと基本的に1組1棟なんでシングルで取ってもベッド2台のツイン扱いです。当然ですがもてあましますね。
まくらは柔らかいものと低反発のものの2種類がありました。こういった配慮も嬉しいですね。
寝室には上の写真のような机と椅子が用意されていて今回はここで執筆作業させてもらいました。
無料の無線 Wi-Fi も完備されていたのでストレスフリーでしたね。(しかもやたら速い。下りで40Mbps超でした。)
スマホのLTE回線でも十分でしたが部屋にはいったら速攻Wi-Fiに繋げるといいですね!
脱衣所も広々!贅沢っすねぇ。水道水は飲用で安心だ
なにもここまで広くなくてもってくらいには広い。
脱衣室が広いと気になるのが脱衣所内の温度っす。
半露天の浴室と繋がってるので寒いかな?って思ったけど暖かかったですね。
水道水は九重山系の伏流水を使用しています。
伏流水は河川敷や旧河道の下層にある砂礫層に流れる水で、ざっくり言えば地下水ですね。飲用できるので安心ですな。
アメニティも充実してます。歯ブラシ・歯磨き粉もメーカーもんです。ビジネスホテルみたいなんじゃないぞ!
化粧水・乳液なんかも充実しています。結構よさげっす。
ただやはり髭剃りはあってもシェービングクリームはないんですよねぇ…これどこの宿もそうだよね。
あと石鹸も小さいのが新品であるんだけど、個人的にはプッシュして泡で出てくるやつのほうがありがたかったかもっす。贅沢なんですけどもてあましちゃうんすよね石鹸…
3回入った客室半露天風呂。マジで最高だ!!!
これほんとよかったですね…最高です…温度も熱すぎずちょうどええ。
ゆったり過ごしたい旅行では客室露天風呂は必須ですね…好きな時に自分のタイミングで何回でも入れますもん。
外から差し込む自然光と景色も良いっす!
結局滞在中3回入りました。
お風呂いきたいけど大浴場まで行くのしんどいなぁって朝なんかもいいですね!
自分だけの露天風呂ってのは本当にゆっくり・のんびりできていいっすわ…
もちろんシャンプーやボディソープ、シャワーあたりは併設されてるぞ!
冷蔵庫のドリンクはフリー!!ありがたい!
これはありがてぇな!って思ったのが冷蔵庫のドリンクがフリー!無料!
子供の頃に家族で温泉に行っては『飲んじゃダメ!』ってお母さんに止められてたジュースがフリー!!!うおお積年の恨みぃぃ!!!!
- ペプシコーラ
- ジンジャエール
- 烏龍茶
それぞれ2本づつ完備してありました。お水は九重山系の伏流水です。こちらもうめぇ!
お風呂上がりは最高に嬉しいサービスでしたね!コーヒー牛乳あればなお最高だった!
めちゃくちゃジンジャエール飲んで作業した。うめぇ。めっちゃ捗る。
大浴場の露天風呂なら『山みず木』のほうがいいぞ
大浴場で温泉を楽しみたい人は深山山荘に隣接した宿『山みず木』の大浴場を使ってみてください!徒歩2、3分ほどでつきますぞ。
深山山荘にも大浴場があるんですが、個人的にはこっちのほうが露天風呂は良かったですね!
深山山荘はもともとこちら『山みず木』から派生した山荘なのです。なので正式名称は『山みず木別館・深山山荘』なんですよ。
系列なんで無料で使用できるってわけです。
こちらの露天風呂がとにかく広く渓流の滝のすぐ側にあるもんで滝の音・自然の景色を存分に楽しませてくれます。
泉質もいんですが目でも楽しめますね。露天風呂が目に飛び込んできた瞬間『おおおっ!!』って声がでた。
写真でお伝えできんのが非常に悔しいですがこちらに少し紹介されてるんでどんな感じがみてみてくだされ。
和食のいいとこ取りの夕食は贅沢で優しい味
お風呂を楽しんだあとは夕食へ!!
個人的にはここにも注目していました!温泉と合わせて旅行の楽しみといったらご飯ですもんね!!
和食中心の優しい味付けながら1品1品『おっ!』となる美味しさが詰まってます。
山荘らしい素材の味主体の優しい味で組み立てており油に頼らず確かなうまさがありました。
牛肉の陶板焼きに頼りがちなメインも一工夫して諸味焼に。他の旅館との差別化ができているように思えました。
年配の方へのプランにもよさそうです。お部屋食でないのは残念でしたが、ここでお客さんの層を感じれました。30〜60代が多いです。かなり幅広いですね。
コースになっていましてかなりの品数がありました。ここからは写真と共にお送りします。
前菜
お刺身
煮物
吸い物
焼き物
鍋
デザート
朝食も一工夫。山荘らしいラインナップに”特別さ”を感じる
夕食は気合が入っていても朝食はガッカリだった…って経験ある人おると思う。
私もけっこうそのパターン食らってたんで朝食は基本的に期待はしないんですけどここは良かったですねぇ…
まさに山荘らしい一品です。
臭みがなくほのかな苦味の中から滲み出る身のしっかりとした繊細なうまさ。
ガツガツいかずご飯と一緒にゆっくり楽しみたい一品でした。ゆったりとした朝食に華を添えます。
そえられている卵焼きも一目見てわかりました…美しさだけじゃない。甘くてほろりと頂けます。
テーブルの中央にデン!っと佇む朱色の木箱。普通だったら目玉焼きやベーコンが君臨するポジションですがこれは蒸篭になります。
しばらく待つと豚肉と彩りの良い野菜がふっくら仕上がります。
まさかここで蒸し料理がくるとは…
普段ならここでは豚肉にコメントするんですが、ゴロッと入ってる里芋が特にうまかったです。
この里芋を味噌ダレにつけて食べるんすけどやばかったですね…最高に合う。
大人になるにつれて田舎料理から遠ざかっていましたがこれは旨い…シンプルにうまい。久々にふろふき大根とか作りたくなった。
大満足の朝食を味わえました。ありがてぇ…幸せでした。
あとね、地味なんですけど最後にこれは声を大にして言いますね…
味 噌 汁 が 異 常 に う ま い
沁みるとかそんなレベルじない。めっちゃうまい。これと米だけでもめっちゃ食えます…
現場からは以上です!!!
いかに普段 ”休めてないか” がわかる旅行になりました
- 全室離れの静かな空間
- 他のお客さんとの干渉がほぼ無い
- 客室露天風呂付き
- 自然が多く山間の四季を感じられる
- 山荘らしい優しく贅沢な食事
テレビもつけず窓から漏れてくる自然の音だけ。たまに外に目を向けるとこれまた自然の豊かな移ろい。ほんと静かに過ごせました。
なんというか休日を贅沢に過ごしてる感がすごい。
日頃いかに休んでんのか休んでないのかよくわかんない週末を過ごしてるのかがよくわかりますよこれ。
『わたし休めてなかったんだなぁ』
そんなことを感じながら客室露天風呂に入ったり椅子に座って本読んだりしてました。
他のお客さんも年配の方や落ち着いてる人たちが多くて静かに過ごしたい層が多いんだろうなぁって印象ですね。黒川温泉で静かに温泉を楽しみたいって人にはうってつけです。
今度はガッツリ和室の部屋でのんびりしたいと思います!またきます!ありがとうございました!!
深山山荘は各種旅行サイトも取り扱ってるので、会員でポイントを貯めたい人はどうぞ。ではでは本日はこのへんで!ナイスな休日を!!