焦げ付くんすよ中華鍋ってやつぁ…
炒めよし、焼きよし、揚げよし、煮込みよし
文句のつけようがないんです。めちゃくちゃ酷使してるんです。中華鍋。かなり高温調理できるし鉄で火いれるんで具材もおいしく仕上がります。
この中華鍋自体もうかなりの年数使っているんですけど、未だに買い替えていません。普通だとフライパンこびりつきだしたらどうしようもないんですけど中華鍋とかの鉄鍋は手入れさえしっかりしておけば何十年と使えるのです。
今回また焦げつきが出だして具材が鍋はだにくっつきだしたので再生メンテすることにしました。炭化・磨き・空焼き・油ならしを順を追ってやってみます。
用意するもの
クレンザー
紙ヤスリ #100 1枚
紙ヤスリ #180 1枚
新聞紙 数枚
※磨きの工程でめっちゃ汚れますので服装は汚れてもいい服装で!
まずは中華鍋全体に火をまわし、目に見える焦げついた食材の破片を焼き切って炭化させます。煙がガンガンでて正解です。この跡の工程がだいぶ楽になるので鍋の裏表しっかり焼き切ってください。
焼き切ったら金たわしでこすり落とします。目にみえるゴミを全てこすり落とします。
次に鍋の裏表にクレンザーをつけて全体をしっかり金タワシで洗ってください。この段階ではそんなに血なまこにならんでいいです。
水でクレンザーを流したら火にかけ水分を飛ばします。水分が飛んで乾いたら鍋が冷えるまで待機しておいて下さい。ここからが戦いなのでしっかり休んでいてください。
本番です。まずは#100の粗目のサンドペーパーをあつかいやすい大きさに切って、それはもうガシガシ磨いてください。手加減とかいりません、まじで本気で「磨く」というより「削る」気持ちでいってください。殺意をもって望んでください。
30分もすると手は真っ黒になりますし床も真っ黒になります。これはしょうがないですね。服装は気をつけてくださいね。しかしそれと比例して輝きだす鍋を見てほくそ笑みましょう。まだまだ先は長いですが楽しくなってきます。
1時間半経過で写真みたいになります。結構輝きを取り戻した感じあります。これでもまだ足りないくらいかもしれません。他の方はこの#100の磨きの段階で倍の3時間とかやってたりします。でも僕はいつもこのへんで。まぁ問題にならないレベルです。職人としては甘えとーかもしれません
次にサンドペーパーを細目の#180にシフトします。ここでも同じように血なまこで磨きます。憎い人の1人や2人いるでしょう。あとはわかるな。殺意をもって磨け。
#100の時にも「もうこれ以上なんもでんわ!!」って思っていたでしょうが#180で一生懸命磨いたら写真みたいに黒粉でます。目に見えている以上に表面はまだ凸っていたわけですね。
#180で磨き上げたのが上の写真。もう最初の段階からしたら見違えるまでに成長しました。ほれぼれしますここまでで3時間経過しています。磨きの工程は以上になります。
表面のコーティングを行います。磨き上げた鍋を火にかけます
玉虫色に変化していきます。いつ見てもこの現象は面白い。鍋全体に玉虫色がまわるまで念入りにやります。
上の写真が全体に玉虫色がまわった状態です。
多めに油をいれて火にかけます。鍋肌全体に油が行き届くように鍋をまわしてください。
あれば人参やキャベツの外皮や芯などを炒めてください。これで油ならしも完了し中華鍋のメンテナンスは終了です。おつかれさまです。
これでもダメだった人はいっそ中華鍋を買い替えるのも手です。いまはメンテナンスがほとんどいらない中華鍋がでていて評判もいいので長い目でみると時間とコストの節約になるかもしれません。リバーライトよさそう。
Siセンサーについて
中華鍋のメンテナンスは空焼きや炭化で強火で鍋を焼き続けることになります。そうなると困るのがSiセンサー。すぐに高温異常を検知して弱火になってしまいます。作業が中断になるのでめっちゃイライラします。なのでメンテをするのはSiセンサーがついてないコンロになると思うんですが現行販売されているコンロは全てSi搭載が義務つけられているんですね。
卓上コンロとかはSi義務ないんで良かったりしますがボンベが高温になり爆発の恐れがあるみたいです。メンテはしなくても卓上コンロは一個あれば鍋パにも使えるんであってもいいですね。
結論的にいえば現状家庭で行うとなればこちらをおすすめします。
ボンベ缶があればできるんで楽勝です。BBQやキャンプの時にも強力に着火できるんであると便利ですよ!