今回ありがたいことに、福利厚生の一環ってことで慰安旅行で小浜温泉に連れていってもらいました!!めちゃくちゃ感謝っす。
小浜温泉といえば105℃という日本一の湯熱を誇り、数年前からその熱を利用した発電まで行われているんすよ!
小浜温泉の効能としては以下のようなものがありますぞ。
- 神経痛
- 筋肉痛
- リウマチ
- 冷え性
- 切り傷
- やけど
- 慢性皮膚病
橘湾沿いの57号線を走っていると町の至る所から湯気を確認できます。小浜ならではの景色ですね。
ゆえに温泉宿もかなりの数があるんですけども今回の宿チョイス基準は
- 部屋が広々している
- ご飯が美味い&部屋食でゆっくり
- それでいて料金が安い
この条件を満たしたのが『旅館富士屋』だったそうです。バッチリはまりましたね。ナイスチョイス幹事。同じような条件で小浜で旅館探している人は参考にしてくれたら幸いです。
旅館富士屋へのアクセスマップ
57号線沿いにあります。小浜町マリーナ付近なのですぐわかると思います。
ちなみに近隣の小浜マリンパーク内には日本一の長さで足湯が無料の施設「ほっとふっと105」がありますよ。泊まりじゃない人も温泉を気軽に楽しむことができます。
旅館の玄関に直で車を停めれる。楽々速攻アクセス
旅館にはだいたい駐車場は備わっているものですけど富士屋は玄関に横付けです。すごく楽ですね。広めにレイアウトされているのでバックでの転回も簡単でした。
これは富士屋さんの客室が8室と少ないことも起因しています。何台も駐車場を作る必要がなかったんでしょうね。
広々としたロビーはお土産処と併設
非常に広々としたエントランス。時間的にチェックインには早かったんですが、すごく丁寧に対応していただきました。
お風呂や館内設備の案内、お部屋の説明までスタッフの方が一緒にまわってくれました。すごく親切な対応です。
フロント付近には小浜の観光紙があったりしていて目を通しておくと捗りますよ。
お土産売り場も併設してありチェックアウトの時にのぞいてみるのもいいかもしれません。
客室自体が少ないので他のお客さんとでくわしにくい
駐車場の説明の時に少し書きましたが旅館富士屋は客室が少ないのです。ゆえに他のお客さんとバッティングしにくいことも特徴にあげられると思います。
駐車場は私たちの他にも3台ほど他県ナンバーがいたのですがまったく会うことはなかったですね。特にわたしは気にしないですけども。
シンプルな部屋は12畳。ゆったり広々過ごせるぞ。
特別目立ったものもない代わりにシンプルにくつろげる広々したスペースがあります。畳は落ち着きますねぇ。うつ伏せでゴロンゴロンできる幸せは実家でやってもここまで幸せには感じれないっすね。旅行でやるからいいんですよねぇ。
この他にも8畳・14畳・28畳の部屋がありますがいずれも純和風でシンプルな造りとなっています。
もちろんあって欲しい基本的なものは全て揃っています。無料Wi-Fiがあるのは助かります。
- テレビ
- 電話
- 無料Wi-Fi
- お茶セット
- 冷蔵庫
- ドライヤー(貸出)
- 電気スタンド(一部)
- 個別空調
- 洗浄機付トイレ
- 石鹸(液体)
- ハミガキセット
- カミソリ
- シャワーキャップ
- ブラシ
- タオル
- バスタオル
- 浴衣
- スリッパ
- 金庫
お茶セットのお菓子は『小浜旅情』これ初めて食ったっすけど美味しかったですねぇ
窓を開けると橘湾が望めます。橘湾に沈む夕日は非常に綺麗で有名ですのでこの立地はありがたいですね。ちなみに2部屋ほど海が見えない部屋もあるので、気になる方はお問い合わせ推奨です。
老舗旅館の水回りはあんまりグレードが上がらない印象ですけど備えてて欲しいところは抑えた印象でした。
アメニティは必要最低限といった感じでした。わたしはこれだけあれば十分ですけど女性はお泊りセット一式フル装備で持ってきておいたほうがいいかもしれないですね。
めっちゃ懐かしいパズルも。おそらく20年以上ぶりの対決でした。ちょっと本気でやったらほぼパーフェクト達成。なぜかパズルで自分の成長を感じました。昔は1問も解けなかったもんなぁコレ。
メインのお食事はめちゃくちゃ良かったです。
メニュー表
メインとなるのは雲仙牛・鮑(アワビ)・伊勢海老の通称雲仙三大美食ですね。宿のプランでもこの三点のそれぞれをどう組み合わせるかで料金が結構変わってきます。今回は3点全てついたプランをいただきました。
前菜
[/btn]
その旅館の料理の腕がでるといわれる前菜。彩りも豊かで趣があります。
豆腐と湯葉は非常にうまかったっすね!
豪快!富士屋名物・伊勢海老の造り!!
漫画でしか見たことないぞ!!この盛り方!!
こちらが伊勢海老プランで飛び出す伊勢海老のお造り!これで2人前になります。
とにかくこの伊勢海老がブリッブリの食感で最高ですね!プリップリじゃない。ブリッブリ!
伊勢海老はもちろんですがマグロやタイ・イカ・甘エビ・ヒラスに到るまで最高に鮮度がよくてうまい!ここの料理は間違いないな!ってここで完全に確信しました。
あとにも理由は述べますがこの伊勢海老が組み込まれているプランで予約したほうがいいですよ!!ただ刺身が美味しいだけじゃないんですよ!
こちらも名物!鮑の踊り焼きバター醤油
アワビは網焼きに。ウネウネ踊るアワビは目にも楽しい一品だ!アワビは網焼きか刺身か好きなほうを選べるぞ!
雲仙牛の陶板焼きも旨味たっぷりで食べて欲しい1品だ!
長崎県産牛の中でも上品な『雲仙牛』を使用した陶板焼は赤身と脂分のバランスがほどよいモモ肉を使用しています。見た目から食欲をそそります。
口に入れたら溶ける!みたいな感じではなく、赤身肉の旨味をしっかり味わえるのに加えて後から脂分の甘みが追いかけて一体になるといった具合です。
『脂分が多い肉って美味しいんだけど胃がだんだん受け付けなくなるんだよねぇ…』って方も雲仙牛の美味しさをあますことなく堪能できると思います。
バターを最初に敷きますが片面焼いたあとはフタをして蒸し焼きにするスタイルで、脂っぽさはあんまりなくふっくら柔らかいお肉が堪能できますぞ!
メイン以外も旬を取り入れた豪華なメニューが続きます。
こちらはトリュフ茶碗蒸し。生まれてきてトリュフ食う機会に恵まれるとはおもわなんだ。
正直私の舌のレベルがまだトリュフと対峙するのは力不足で美味さを100%感じることはできませんでしたが餡の中に潜んだ夕焼蟹のほぐし身がめっちゃ美味かったのがすごい印象に残っています。
こちらは天麩羅。ミニトマトの火の入れ具合が最高やったっすね。トマトも死なずぱっと見相性が良くなさそうな天麩羅とガッチリタッグを組んでいました。
そして特筆すべきは稚鮎。苦味を美味さで表現することはあんまりわたしはないんですけどこの苦味は独特でうまい。
もともと川魚の中でも鮎は上品でヤマメやイワナと比較しても頭1つ抜きんでて好きなんですけどこれは成魚とはまた別の美味しさがあります。
肴として日本酒で合わせても美味しそうです。
こちらは島原素麺をトマトと梅のソースでさっぱり仕上げた一品。鱧をあしらい夏らしい1品でした。島原は全国的にも素麺の名所なんですけど違う角度から素麺の魅力を引き出すこの創作力は圧巻ですね。
最後の留椀にも鱧をあしらった旬の1品がでてきました。鱧は丁寧に下処理がほどこしてあってフワッフワの食感でしたね。過度な味付けがされていないので旨味はあるのにスッキリ、手間がかかっているのがわかり嬉しくなります。コースを〆るにふさわしいお吸い物でしたね。
ちょうどお腹いっぱいになったくらいにデザート。意匠も凝っていて目にも嬉しい。
このご馳走を誰にも邪魔されずお部屋でゆっくり食えるのがいいですね!
賑やかな食事処でワイワイ食うのもいいですが、ゆっくりのんびりお部屋で料理と向き合いながら食事できるのは非常にありがたいです。
部屋食派の気持ちがめっちゃわかりますわ。お酒飲んでそのままバターンって寝るのも全然ありですw完全に自分を解放して安心して酔っ払えます。
やっぱのんびりにしに旅館に来てるからこそ部屋食ができるのであれば積極的にやっていきたいもんです。めちゃくちゃ至福のひと時でした。
伊勢海老のプランにしたお客さんには翌朝さらに味噌汁としてでてくるぞ!
そして朝食。朝食は残念ながら部屋食ではなく食事処での提供でした。しかしここでおそらく今までで一番の朝食をいただくことになります。
アジの開きに卵焼きに副菜もたくさん。ご飯もおかわり無料で嬉しいですね。
そしてひときわ異彩を放っていたのが味噌汁でした。
伊勢海老の出汁がギュッとつまった味噌汁。これは凄いですね…
でてきた瞬間『いいんですか…』ってなった。着席してから熱々で提供されるのも嬉しい。
身も結構残っていて『食べる味噌汁』になっております。こういった側面からもチョイスするプランは『伊勢海老つき』がオススメです。
地味に嬉しかったのが湯豆腐。あったまりますね。味噌タレでいただきます。大満足の朝食でした。
富士屋まとめ 部屋食でのんびり小浜温泉を楽しむのに最高
- 部屋が広々している
- ご飯が美味い&部屋食でゆっくりできる
- それでいて10,000円からと料金が安い
- 伊勢海老プランなら朝食で2度美味しい
さすがに伊勢海老・アワビ・雲仙牛の3コンボのプランはそこそこするけど安いプランは部屋食にも関わらず10,000円とかなりコスパがいいです。
ゆっくりのんびり広々とした和室で美味しいお食事をいただける旅館富士屋。これは小浜旅行の選択肢の一つになりそうです。
ただ客室が8部屋しかないのがデメリットかもしれません。予定は早めに組むようにしたいところです。
ではでは今日はこの辺で!猫町でした!!