2019年になってからブログ経由で執筆のお仕事依頼をいただくようになってきたんすよ。
デザイナーさんや広告店の方、Web製作会社さんにサイトオーナーさんと様々でした。
長崎の会社ばかりかと思いきや県外の方も。いやはや嬉しいかぎり。
『ク、クライアントさんを待たせるわけにはいかねぇ…!!向こうは徹夜でやってるんや…!』
謎の正義感と偏った先入観で全ての案件を ”なるはや” で仕上げてきた結果
自分のブログへ手がまわらないという。
ダメダメすぎる。更新ピッチもかなり遅れて情けない&申し訳ないっす。
しかしね、ええ経験になったし仕事を請けて見えたことがあったので気づきをチラシの裏感覚でばーーーーーっと書き殴ってみとこうと思います。
仕事の内容
ざっくりメインはこんな感じっす。+αで校正とかちょこちょこ
- 広告のキャッチ/ボディコピー
- ミニコラム
- 記事寄稿
- 取材・インタビュー記事執筆
納品形態がおもしろいほどクライアントさんによって違ってたんで困惑しました。
わたしは Word press でばっかり書いてたんで、他の形態だとなかなかしんどかったっす。(自社I/Fの時とかは真剣詰んだと思った)
『み、見出しってどがんすれば良かっですか…?』
素人まるだしで聞きまくってたっすね。
返信がなかった時とか震えてたし、打ち合わせのSkypeで「えっ!?」て言われる度におしっこ漏らしそうだった。すいませんすいません。
でも逆に Word press かじってると重宝される場面も多かったっす。
あと基本的に自分が楽しそうな案件しか受けなかったんで『うひゃあああ!!』って感じで楽しく書いてました。
「だいたい1,200字でくらいでサクッといいっすよ!」
って言われてたんに「できました!」ってカウントみたら3,000字近く書いてた。テンションあがってたのだなぁ。
わたしは長崎を盛り上げたいのか?盛り上げれるのか?
だいぶ話が脱線するけど聞いてくれっす。
地方のイベントやグルメ情報を書いてるブロガーさんのプロフとかみるとね
「○○町を!〇〇県を!盛り上げたいの!の!」
って感じで食い気味で前のめりな言葉がよく踊ってるんすよね。
わたしも最初の1年くらいは
「わたしもこの志がいるのかな?」と思ってたんだけど、違和感がずっとあったんす。
ふと冷静に考えた時に
「わたし自分が好きな店でだけ酒のんでうめぇうめぇ言ってるだけでは…?」
ってなったんすよね。
「いや、それが地方活性につながるんだよ。」って言ってくれる優しい人もいるけど
本気でオールジャンル好き嫌い関係なくやってるガチガチの人たちがわたしにはまぶしすぎた。
こん人達ごつかな…って。そんな人といっしょとか恐れ多すぎる。
そこで
「あっ、たぶん違うんだコレ」
ってなったんす。しーきらんっすわ。強すぎる。
じゃあわたしは誰に向けて書いてるんだ?って立ち止まって考えた時
「土日になんもすることなく昼過ぎまで暗い部屋のベッドの上で惰性でスマホをいじくりたおりしてるでも本当はお休みエンジョイしたいんジャアイ!でも友達卒業したら都会に行ったし1人だし、1人じゃなんもする気せんし、でも人といると疲れるしどうすりゃいいんだウワアアア!!」
っていう人らだって思った。
だってこれはまんま昔の自分なんす。
その目線だから書ける記事があると思ったんすよ。
ご飯に関して言えば「お一人様でもOKぽいか」は常に意識してます。
わたしは10代の子たちへ「価値」を提供することもできないし60代に「知恵」を提供することなんてめっそうもねぇ
だけどきっと20代や30代の一部の人には寄り添える記事がかけるんじゃないか…
そんな方向にブログのテイストや文章を切り替えていったんです。
地域情報のウェブサイトは別次元のキラキラした世界として考えていました。
ライティングの仕事を通して変化した気持ち
「ネコマチサァァン!!エエヤンコレェ!!」
そんな自分にほんの少し変化がありました。
納品した後とてもとても感謝された時です。
自分の文章は超絶荒削りなんすよ。クセの塊。
校正とかクライアントの方々にもいらん仕事けっこうさせたと思います。
キャッチ/ボディコピーの依頼してくれたシャッチョサンと一緒に飲んだ時に、なんでコピーライターさんに依頼せんやったんすか?って聞いたら
『なんかね、たまたま見たあんたの記事がエモかったけんイケると判断した』
って言われたわけです。なんかっすね、シンプルに嬉しかったんすよそれが。
自分の文章が本当に局所的だけど長崎の会社の力になった瞬間でした。
長崎全体を盛り上げるなんて死んでも言えんし、今だに出来る気はせんす。
でも本当に本当に局所的にでも地方や長崎の『力』になれる部分があるのなら
なんでもかんでも「できん!できん!」つってんのもダサいのかもなぁとぼんやり思ったんです。
なんかどっかで感じたなぁこの感覚…っておもってハッとしたんすよ。
球技大会で他のクラスに比べ経験者が少ないけんって手を抜くサッカー部員みたいだコレ。って。
そういう人より、
めっちゃヘタやけど「ヘイヘイヘイ!!!! パス! パス! パス!パス!!!!」つってバリ動く帰宅部の方がいいよなって
仕事をくれたWeb会社のシャチョサンが言ったんです。
「失礼な言い方に聞こえたらすいません。わたしはふだんはライターさんと仕事をしているんですがブロガーさんの目線もとても大事にしているんです。新鮮な切り口でした。今回は本当に感謝しております。ありがとうございました。」
嬉しすぎておしっこ漏らしそうになった。あわや一発レッド。
これってめっちゃ頑張って書いたら光る瞬間もあるよって話でしょうよ。
Webのこともブログのことも正直あんまわからんし雰囲気でやってる部分が多いんです。
やけん何が正解かってのもわかっとらんす。
ただ、再確認したのは
人から感謝されることはめちゃめちゃ嬉しいことだ。
シンプルにそれでいいじゃないすかって思ったのでした。
気づかせてもらったライティングの仕事に感謝しています。