PCR検査を受けてきました。
いや、まさか自分が受けることになろうとは思いもせんやった。検査受ける人たぶんみんなそう思うんだろうけども。
ただ『なんでわたしが…?』と思ったのにはワケがある
- 県外移動7ヶ月なし
- 直近1ヶ月外食すらせず(会社から禁止令)
- 日用品はオールAmazon
- 自炊食材すらネット
- 通勤は公共交通機関一切使わず
- マスク常時着用&アルコール常備
これだぜ?
たとえ冷凍チャーハンのパッケージに『600Wで6分』って書かれても6分30秒かける慎重派の俺がだぜ?なぜだぜ?
こんなわたしでも検査をうけるんでマジで運要素も十分ありまっせ。
みなさんも気をつけておくんなまし。
さてここから本題。
結論からいうとPCRの”検査自体”は難しいとこはなんもなかったので必要以上に怖がらなくていいですよ〜ってお伝えしたい。誇張も一切せずに書きます。
そして現場で働く医師会はじめのスタッフのみなさんにはもうマジで頭があがらない。マジ感謝!マジ素敵!って記事です。
体調ものっけから最悪で余裕なかったし現場は写真撮影厳禁なのでここからはわたしのIQ3くらいのイラストとともにお伝えします。
始まりは発熱から
『あー詰んだわこれ。終わったわ。』
体温計見てもうクロとしか思わなかった。
会社を退勤する時に『なんか熱っぽかなぁ』って思って帰って測ったら37.4℃。
ありったけのウイダーとルルを投入し20時には寝たんだけど強烈な悪寒で22時起床で38.8℃
1時には39.4℃、3時に40.0℃。体温計が確定画面で点滅してるのはじめて見た。『しぬ!』って思った。
真夏の夜に布団を2枚かぶるという地獄。それでも寒い。
いつ寝たかわからないけど目が覚めたら朝6時。39.5℃。『しぬ!』って思った。
病院や保健所が開く朝9時まで耐えに耐えた。ずっと39℃台を推移。生きた心地がしなかった。
PCR検査の受診条件とは
まっさきに『これコロナだわ』って思ったわたしは長崎県のホームページを確認。
帰国者・接触者相談センターのページで相談の目安を確認しました。
【相談いただく目安(令和2年5月8日改訂)】
- 少なくとも以下のいずれかに該当する場合には、すぐに御相談ください。(これらに該当しない場合の相談も可能です。)
- 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
- 重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
(※)高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方- 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
(症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。)- 妊婦の方については、念のため、重症化しやすい方と同様に、早めに帰国者・接触者相談センター等に御相談ください。
- 小児については、小児科医による診察が望ましく、帰国者・接触者相談センターやかかりつけ小児医療機関に電話などで御相談ください。
わたしは『強いだるさ(倦怠感)と高熱』に該当していたんで『すぐにご相談くださいの人』対象と認識。
朝9時ジャストに電話。しかし本当に全然繋がらない。想像以上に問い合わせはあるんだって実感。
20回くらいかけてようやく繋がった。
『助かった!』
そこから事細かに症状のヒアリングがありました。
結果からいうと
PCR検査は見合わせるとのこと
もう間違いなくPCR検査行きだろうって思ったんで完全に面食らいました。
PCR検査への敷居は高いとは聞いてはいたけど40℃の高熱でもダメなんや…
ただわたしの症状は高熱・倦怠感のみでそのほかの主症状である咳や息苦しさ・味覚障害なんかはまったくなかった。症状が少なかったんすよ。いま思えば高熱で冷静に自分の状態を全く把握できてなかったんだなと問診されながら気づいた。
そして自己申告だけど『接触者』でないということが大きく影響している気がしました。
(これ気付いてないだけで知らぬ間に『接触者』になってたらやばいのでは…保健所の人もそこんとこ判断難しくて困ってるだろうなぁ…)
ただやはり高熱はひっかかることがあるみたいで
『病院に受診にいく前に電話で症状と保健所にも同等の相談をした旨お伝えください』
とおっしゃってくださいました。
PCR受診は病院と保健所、双方の意見が大事ぽい
まさかの様子見という結果にがっくし放心状態でふぬけてたら今度は喉の痛みと鼻水が発生。
熱も39℃台をガッツリキープでやっべこれコロナ関係なくめっちゃアカンやつやとたまらず病院に電話。
保健所の方にいわれた通り現在の症状を漏れなくつたえる。受診させてくれと懇願。
看護師さんが『いったんかけなおします』とのことで電話を切り、折り返された時、電話の先はなんと院長先生だった。
そこから保健所と同じく、長く事細かい問診が続き最終的に言われたのが
『PCR検査をうけてからでないとこちらでみることが難しいと判断しましたのでこちらから保健所に連絡します。』
とのこと。ここで初めて保健所と病院の2段階の問診で判断していること、また双方が連携していることに気づきました。
それから30分後くらいに医師会から電話がかかってきて
『PCR検査を予約したので受けにきてください』
と連絡があり、そこから日時や注意点・費用など検査を受ける前の説明がありました。検査は当日ではなかったです。
と、ここまでがPCR検査をうけるまでの工程です。
今回わたしはPCR検査をうけれたけど同じ条件でも先生や保健所の判断による部分が大きいので問診の内容によっては受けれない人もでると思います。
判断する人による部分が大きい気がしたんすよね。ただ順番が違えど、病院で診てもらった後に『PCRいってください』って言われるパターンもあると思います。
いざPCR検査へ
検査会場はざっくりこんな感じ。
2つのチェックポイントと受付を経てPCR検査をするテントに入っていきます。
車に乗ってのドライブスルー検査ですけど、車なしのウォークスルーの方も何人かいらっしゃいました。マスクはしてるものの至近距離の対面で誘導対応されてるスタッフさん大丈夫か?って心配になった。
会場についての第一印象は
『検査する人めっちゃいるんやな』
ってこと。
検査が追いつかないレベルで車がどんどん入場してきます。
わたしは予定時刻より15分早く着いたんですけど受付できたのが予定時刻を10分過ぎた頃でした。
入り口にはでっかい看板に
『検査場は予約制です』の文字。
たぶん飛び込みでくる人がいっぱいいるんだろうな。なのでこの記事でも具体的な場所はお伝えせんどきます。写真や録画は言うまでもないっすね。車のナンバーでも特定できる時代です。
ADカンペスタイルで指示がくる
※実際はマスクをしています
チェックポイントではスタッフの方がスケッチブック的なものをこちらに見せてくれます。それに指示や注意事項が書いてあって、内容を納得したらこちらも進んでいきます。
主な指示や注意が
- ここは予約制です。
- 窓は開けないでください。
- 写真・録画は禁止です。
といったところ。他にも何点かあったと思います。
※実際はマスクをしています
第2チェックポイントでは
『この番号に電話をして受付してください』
という指示もありました。
携帯忘れたらここで詰みます。
※実際はマスクをしています
電話で予約者情報を答えると第2チェックポイントをパスできます。そして受付へ。
ここでは窓越しに健康保健被保険者証を提示。写真を撮ってもらいます。
ここで個人情報と所属事業所情報を渡す形になります。その分書類への記入はありません。
当日は35℃超えの超絶炎天下。
スタッフの方は空調服を着てました。いや本当こんな仕事してる人尊敬しかないすよ…手当て支給してもろてください…
検査は十数秒で終了。鼻に綿棒をいれるスタイル
このクッソ暑い天気の中、さらに蒸し暑いテントの中でフル装備の看護師さんが3人体勢でスタンバイ。
絶対暑いでしょそれ…まじ尊敬する。
検査は唾液でとる方法もあるらしいんですけどここでは綿棒を鼻の奥までいれる検査方法でした。
インフルエンザの検査とほぼ一緒な印象っすね。綿棒入れられてる時は気持ち悪いけど耐えれるやつです。
『窓あけてくださーい』
ウイーーン
『はーいOKでーす』
『綿棒いれますねー』
スススッ
『はい!おわりです!お気をつけて帰られてください』
この間わずか十数秒。速い…!!
ここで気づいたんですけど発症からここまで一切書類の記入はしてないんですよね。
ほとんど口頭で進んで検査まで終了しています。
それほどに序盤の問診がいかに重要かってことがわかると思います。
検査費用:支払いは郵送の振込用紙で
今回の予約のドライブスルーPCR検査は2000円とのこと
交通違反でキップ切られた時に用紙使って払い込むシステムあるじゃないですか?
あんな感じの用紙が郵送で送られてくるそうです。(2週間ほどたちますがまだきてない)
それで郵便局や銀行で払い込んで終了です。
これも対面を避けるためですね。PCR検査の会場で検査後に支払うもんとばっかり思ってました。
結果発表は電話で。生きた心地がしなかった3時間
あらかじめ伝えられてた結果発表は検査の3時間後。
家に帰り携帯の前でひたすら待機
熱でイカれてたのも手伝ってほんと生きた心地がしなかった。
この3時間、マジで陽性前提の考えしか浮かばなくてメンタルかなりやられました。
電話が鳴るのが怖ぇぇ!
そんなことを考えてた検査から3時間10分後、ついに電話が鳴りました。
『猫町さんですか』
『はい』
『結果なんですけど陰性でした』
電話切ってコロンビアのポーズしたわ。そらやるわ。
PCR検査だれでも受けれるほどの体制はまだ。問診は丁寧に答えましょ
その後病院を受診、快方に向かいました。
結局は季節性の風邪だったそうな。
会社はしばらく自主的に休みを取り最近ようやっと復帰にいたりました。
いや長いことマジ迷惑かけた。すんません会社。
自主隔離期間中はAmazonプライムビデオをずっと観てました。
合計30時間以上は観てたと思う。外でれんし、気が滅入ってたのでまじ助かった。
ニュースで日々、新型コロナウイルス陽性者の情報がテレビやネットで流れてます。
『こんな症状があって、PCR検査受けて陽性でした』
ってよく見聞きすると思います。
今回思ったのは
『同等の症状があっても100%検査が受けれるとは限らないな』
これはもう間違いないと思います。
誰でもうけれたら多分あそこパンクします。
だからこそ保健所や病院への電話では可能な限り詳しく症状を説明する必要があるとわたしは思います。
長崎は近々かかりつけ医でもPCR検査受けれるようになるって報道あるけど、冷静に考えたらかかりつけ医側の負担めちゃくちゃデカいよな。すぐにはできないと思う。
ただ各症状や陽性者との接触があったら早めの相談は大前提!
特に接触者かどうかは問診で何回も聞かれたので厚労省のアプリもいれてたほうがいいと思います。
その前に日々の予防も忘れずにですよ!
ではでは今日はこのへんで!猫町でした!!