県庁坂に嵐の予感
猫町お気に入りの麺料理激戦区、江戸町。そんな江戸町に前触れなくとんでもない居酒屋がオープンしていた。
それこそつけ麺ぱぴこの近くさね。
しっかし目立たない。写真の通り中二階が入り口であり一見しても居酒屋には見えないだろう。隠れ家感すらある。
しかしこの外観は覚えておいたほうがいいっすよ!
なぜかってここは嵐の予感がする。いい店ができたなぁ。
そんな酒菜炭焼き・笠陽の紹介ばい。
美しくモダンな店内・キャパも結構あるぞ
入り口から飛び込んでくるカウンターは9席。なかなかのキャパだ。それでいて窮屈さは感じない。
オープンキッチンなのでカウンター席からは料理をしている姿が望める。1人飲みでも居心地よく過ごせそうっす。
奥はテーブル席になっている。4人席〜8人席まで対応している。写真の通り、すごくゆったりとしたレイアウトとなっており、狭苦しさを一切感じない。
だいたい居酒屋となるとテーブル間が狭く、圧迫感を感じたりするためシェードとかの仕切りをしたりするんだけど、それがないオープンスタイルだからこそ視界が遮られない。
ゆったり広く、落ち着いた印象を与えている。
またカウンター席と切り分けられているのでカウンターで飲んでいる時にすぐ後ろがうるさいといった感じはない。ゆとりのレイアウトだ
ただ、その分個室はないみたいなので、注意だぞ。
店内全部で35席。貸し切れば打ち上げだって可能なキャパを誇っている。使い勝手もよさそうだ。
お料理
現在コースメニューが主体だ。最後に記載されているようにゆくゆくは通常営業(単品売りメイン)でやっていくそうで。それでもいまは少しづつアラカルトメニューもあった。魚串焼珍しいですよね。
店外にもメニュー表があった。そばを通った際はチェックしてみるとよさげだ。
今回はがっつりお食事コースを頼んで見ることにした。
ビールは500円で江戸町平均より安め。銘柄はキリンだった。よくサーバーのメンテがなされている感。美味いビールは正義だぜ。夏が後押ししますな!
お通しもしっかりしたものだった。ズッキーニ・馬鈴薯・鶏肉を優しい味付けで仕上げていた。夏らしい。マジでどこの居酒屋さんもこのレベルのお通しをだして欲しいと切に願うよ。
刺身やっべええ
ここからの料理写真は全て2人前です。珍しく猫町は人を引き連れて飲みにいったのでした。
でてきた刺身に驚いた。写真をみただけでカンのいい人はすぐわかると思う。
猫町もさすが「これはやべえな…」ってめっちゃ写真撮りました。
OKめっちゃうまい。正直最初は炭焼がメインの店かな?って思っていたけど魚だこの店。
あとでみたフライヤーに「伊王島直送魚」という文字も見えた。これから青物。冬は根魚等季節でも楽しめそうだ。長崎の食材を使ってくれる店は大好きだ。
盛りも美しいしご主人のこだわりが伺える。もうこれだけで「江戸町に通いたい居酒屋ができた件」というブログ記事が書けるわ。
酢みそと醤油がでてきた。湯引きがあるからだ。どの魚に対して使うかもきっちり説明してくれるぞ。
コースは続いて行くまずはサラダ。
そしてせせりのゴロ焼き。柚子胡椒で頂く。これからこの店の看板をしょっていくメニューになるであろう炭焼き。カウンターで炭焼きが調理されているのを観るのもなかなか圧巻だ。
炭焼きらしい香ばしさにビールがとってもよく進む。柚子胡椒がなくてもイケそうだ。
ちなみに店内炭焼きをやっているだけあって換気音があるが隣で喋る分には全然気にならない。カウンターにも熱気がくるかな?って思ったけど快適な室温で食べれたぞ。
至る所でだいぶ気を遣っているのがわかる。嬉しいね。
この後、唐揚げと焼き物が続いたんだけど焼き物を失念!!申し訳ない!!ごめんて!!
唐揚げにも一工夫されている。ネギベースの香味ソースがかかっていて中華風となっている。普遍的にならないニクい演出だ。ビールがどんどんなくなる。
感動。あら炊き。
いんやああ!!これめっちゃ美味かったっすね!
刺し盛りのお魚と同じく魚種は色々入っていた。今迄いくどとなくアラ炊きは食べてきたけどこいつは感動しました。ずっと食べていたくなる味です。
1人飲みの時とかもこれをじわじわ食っていたい。
そうなると猫町はどうなるか、
まあ焼酎飲むわな。
酒うめえ。
笠陽では焼酎キープ制度をやっていない。オープンしたてということもあってこれから導入するかもしれないけど。そのかわりデキャンタ売りがあったぞ。
たっぷり4杯飲めて1000円。圧倒的にお得だ。迷わずチョイスした。
笠陽は日本酒も充実している。王禄をはじめとして『本当に美味しい日本酒』をとりそろえているそう。ラインナップにもこだわりを感じますね。アイスブレーカー謎過ぎて気になる。
魚料理には日本酒があう。先ほどの刺身といいアラ炊きといい、魚が強いこの店では日本酒をちびちびやりながらアテをじっくり頂くのも楽しいかもしれない。
〆はざるうどん。長崎では珍しい稲庭うどんだ。喉越しもよくツルツルとあっという間に完食してしまった。山葵がまたよく合う。
単品メニューは魚串がアツい!
再訪した時には単品メニューが増えていました。これからのメニュー展開に超期待っす!
色々食べましたが笠陽に来たら是非食べて欲しいのが魚の串焼き。これが美味い。焼き鳥感覚で手軽に焼き魚を頂ける。特に一人で飲む時とかいいっすね。
普通の居酒屋では焼き魚注文するの一人じゃ多すぎるもん。その点笠陽なら串焼きスタイルで、質のいい魚をちょっと食べたい俺たちのニーズにぴったりだ。
他にもささみの梅肉チーズフライもうまかった。薄く丁寧に揚げられたサクッとした衣に梅肉とチーズがええアクセントやった。1口サイズで食べやすい。酒がすすんでしゃーないっす。
とんでもねえ店ができたな。江戸町もどんどんおもしろくなってく。
笠陽はなんと16:00から営業している。ありがたすぎる。一軒目にはうってつけだ。
ここで16:00から飲みだして2軒目に県庁坂を下り思案橋や銅座に流れ込みにいったり、逆に大波止の方に流れ込みにいったり。江戸町に残り、ぱぴこ・永楽苑・BABAKEなどの麺で〆たり。無限の可能性がある。
これだから居酒屋紀行はおもしろい。
強烈な印象をたたきつけた笠陽。
次回は撮り損なった焼物をおさめに行きます。美味かったです!ありがとうございます!
ごちそうさまでした!!!!
酒菜炭焼き 笠陽
住所:長崎市江戸町3-3プラムビル2F
TEL:095-825-7148
営業時間:16:00-24:00
定休日:日曜日(2018年2月より月曜休みに変更になるそうです)
江戸町は麺激戦区なのです