住吉・小料理ダイニングいっせい 食い手を選ばない懐の広さ

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住吉の夜の川の流れを変えた。

人が行き交う夜の住吉。そう、そこは人間交差点。

今日も疲れた会社員がビールと焼き鳥を求めて住吉の町を彷徨う。または大事な方の接待に割烹の門をたたく。かたや住吉は学生にも人気のエリアだ。大勢でワイワイ盛り上がれる店を探して彷徨う。

住吉電停で降りたらそこには幾多のドラマがあるわけだ。それは川の流れのごとく人々は昭和町通りの方向や商店街の方向に流れて行く。

いっせいが変えた。

それは住吉にちょうどなかったスタイルの店だった

赤い特徴的なドアとセンスがある柿色の看板。フレンチ・イタリアンかと思うと看板には楷書で小料理ダイニングと記されている。非常に不思議な感じがする。

中に入るとコンクリート仕上げの壁と洋食店で使われるような家具。差し色にこれまた赤色を使う等、フレンチ・イタリアンの空気感がする。「やっぱりフレンチか」と思いきや、箸が配置されている。またよくみるとカウンターの作りが居酒屋・小料理屋である。

ある意味入り口からまったくブレていない。やはりここは「小料理ダイニング」なのである。

ワインの種類も多くで日本酒・ビール・カクテル・ウイスキーも多種多様だ。

料理も看板に偽りないラインナップでしかも美味い。ファーストチョイスは和牛肉とごぼうのきんぴら。味が染みてビール泥棒だ。こういう痒い所に手が届くちょっといい小鉢もありそうでなかった。満足度高い。

続く白身魚のムニエル。魚も美味しいがそれ以上にこのソースがとてもうまい。焦がしバターが効いていて舌でゆっくりじっくり味わいたくなる一品だ。

さきほどまでの和食感を一気に一掃する。ワインが非常にあいそうだ。

いっせいの〆はカレーが似合う。よく他の店である出来合い感が強いカレーとはまったく違い。スパイスがかなりの種類ぶちこまれてるのがわかる。そしてなにより最高にフルーティ。やはり果実も結構投入されているそうだ。

プチカレーとは名ばかりで煮込みまくって完成させた手間暇かけた一品だ。聞けば佐賀でカレー店もやってたというマスター。「めっっちゃ気合いいれて作ってます笑」と穏やかなトーンだが確かな自信をみせた。さらに推してもいいと思う。これめちゃ美味い。フルサイズでも3皿はいけるぞ俺は。

「和洋折衷」

雑に言えばその四字熟語が浮かぶが、たいていその四文字を謳う店は平均的な料理を提供してくる。いっせいはどのジャンルもレベルが高く美味しいという評判だった、今回その片鱗が見えたような気がする。

他にもパスタ・サラダ・ポークソテーやカツレツなど洋なものも多数ラインナップしてあるなかほうれん草の胡麻和えや大根とさつま揚げの煮物、だし茶漬けなど、なかなかくすぐってくるメニューも用意してある。ニクい。

客層も落ち着いている。住吉は非常にワイワイと賑やかな店が多い印象だが落ち着いて飲める。キャパがそんなにないことや単価をわずかながら高めに設定してあるのも起因しているかもしれないが若い人らが騒ぐような印象はない。大事な人と会話を楽しみながら美味しいものをゆっくり味わえるという住吉では使い勝手が非常にいい店ではなかろうか。

日曜日は店休日が多い住吉で、日曜日も17:00からやってる。なんとありがたいことか。住吉電停から徒歩1分レベルという立地的にも非常に通いたくなるお店だ。

 

住吉の大きな川の流れを分岐させたいっせい。

これからその支流はますます川幅を広めていくに違いない。

そう思わざるをえない一夜でした。ありがとうございます。また来ます。

 

ごちそうさまでした!!!!

 

 

小料理ダイニング いっせい

住所: 長崎県長崎市住吉町7−7
TEL: 095-843-4212

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