お久しぶりのちゃんぽん紀行になります。市内もずいぶん店舗をまわってきました。
今回はアミュプラザの5Fにある皇上皇。なんか響きが天天有に似てますね。なんとなく由来がわかるネーミングです。
当初ここは来店することないかなあと思っていたんすよ。
『駅ビルのちゃんぽんがそんなにうまいはずがない』
最近の漫画のタイトルにつきそうな完全な固定概念ですけど、これまで生きてきて実際地方の駅ビルで食うもんってだいたい普通なんすよ。なんで外してました。それなら町の中華料理屋さんを攻めたい。
と、思っていたら皇上皇は以前は正覚寺下近くにあった生粋の町の中華料理屋さんだったそうです!
アミュができた時に移転されてきたそうで。
いやあ知らなかったです!情報ありがとうございます!
そんなこんなで時は過ぎましたが。評判はよくて気になりはしてました。しかし私の周りでは賛否両論あって、うーむって人もいれば美味い!っていう人もおって…
ってことでやってきたのであります。
店舗外観
店構えがこの飲食フロアでもかなり異彩を放っているのですぐわかると思います。そらあんたもう中華よ。1人中華街よ。アイテムひとつとっても本格的で雰囲気がでています。
メニュー
やっぱり長崎駅ビル内なので単価があがるのはしょうがないですね。中華街平均より上です。これ税別やけんね。
麺類は基本的に高単価だけれども1品料理はそこまで中華街と大差ないかなあという印象。
なんでもかんでも高いとおもっているとこういう時にはっと気づきます。食べ歩きしているとこういうメリットもあるんですねぇ。
店舗内観
カウンターとテーブルが配置されていました。入口左手には円卓もあって、おっ!結構忠実なんやな!って嬉しくなりました。雰囲気は結構ライトな感じで1人でも入りやすいです。女性の1人客もいましたしね。
ちゃんぽん (830円税抜)
ちゃんぽんの登場です。一つの鍋ですべて完結してるのがわかります美しい盛りです。ボリュームは少なからず多からずといった所。
麺はクセのない中太。硬さに対しても万人問題無しなクオリティっすね。
そしてスープ。ここから個性がでてきます。クリーミー系ではないですね。長崎市内の小さな中華料理店の味を想像していると確実に面喰らいます。
どちらかというと県東によく見られる鶏押し系のスープです。ですがあっさりではなく脂分と塩分がほどよく調和したパンチのあるスープになります。
これ意外だったなぁ。店の外観からは江山楼のようなスープを想像してたんすよね。やっぱ食ってみるべきやねえ。
そして具材。来店した時はシーズンだったのかアサリがごっそり入ってました。それはスープにも影響してましてアサリ感が結構でていました。冬場には牡蠣ベースになるんだろうなあ。
そして野菜。これがもうジャッキジャキでね。たぶん今までちゃんぽん食べ歩いた中でもダントツのジャキジャキ具合。かなりソリッドな食味でした。
クタクタ系野菜のちゃんぽんが好きな人は注意ですがこれは良いっす。人参とかエッジが効いて楽しい食感でした。
観光に時間がなかった人のさいごの砦って表現をよく聞きます。確かに駅ビルでさっと食べれるのいいっすね。提供スピードも夜のご飯時でしたがわりと早かったですぞ。
市内の人でここ行ってない人は一度食べてみるといいっす。なかなか視野が広がりました。来てよかったっすわぁ。
個人的な所感ですが、観光で来た方には初回は家庭的な王道ちゃんぽん食って欲しいってのがあります。同じく駅近ならかたおかをオススメするっす。
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それでも皇上皇も是非食って欲しい店ですね。キャパも広いしまず満席ってのはそうそうないと思います。
ありがとうございます!また来ます!!
ごちそうさまでした!!