2014年。船大工町のある店が閉店すると決まった時にすごいニュースになったことを覚えているでしょうか。
Twitterではまたたく間にその情報が飛び交い閉店が近くなると毎日大行列ができてその模様がアップされました。
店の名は『江戸善』でした。
長崎名物・唐揚げ
観光客にとってはまったく耳なれない響きだと思うんすけど、長崎市民にとっては『吉宗の茶碗蒸し』と並ぶソウルフードと言われています。
2014年の閉店までひたすら鶏と向き合ってきた店です。ジューシーな唐揚げとビールは美味すぎて何皿も食う強者をたくさん生み出しました。
そんな江戸善の唐揚げを継ぐ店として『とり福』が2015年に誕生。こんなに嬉しいことはないです。
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おやおや、文章の毛並みが違うぞ??って思った人はご名答。今回もオススメされた店ですがメッセージを引用させてもらいましたです。
お便りはその後も続いていました。『ここがおすすめだよ!』てメッセージの中で異彩を放ったこの情報。その語り部かと思わされる文章には見入ってしまったっす。
こんな文章が書けたらな俺もブログ執筆がはかどるんだけどな!勉強せんばね!
そうなんよ!江戸善!知ってる!もうマジで大ニュースやったっすもんね。結局折り合いがつかず行けなかったんだけどここでいっちょ、とり福を攻めてみたいと思います。
アクセスマップ
銅座の大通りから三八ラーメン本店の路地を入り、宝雲亭のある四つ角を右に曲がると見えて来ます。この一帯は本当に名店揃いっすね。
メニュー
唐揚げを筆頭に鶏料理が並びます。1品ものってのはそこまで充実はしていなくて、鶏と酒を喰らうって表現がふさわしい。
銅座の屈強な飲兵衛がこれを求めて夜な夜な集結します。
しかしながら多少のおつまみに、ご飯やお茶漬けもあります。唐揚げにはビール!なんですけど飲まない方にご飯ものがあるのは嬉しいっすね。
『長崎市民の唐揚げ』というにふさわしい
キリン一ラガークラシックと一緒に唐揚げをオーダーしたっす。
揚げたての唐揚げにビールなんやけん、しのごの言わずもうその時点でクソうまいよ!うまいの確定なんやけど、なかなかどうして、しのごの言う必要があるっすね。
表面の油っぽさは一切なくカラリとドライな見た目なんやけど食った瞬間やばいっすね。これは美味い。
たまに自分ちのおかんが年に1回くらい最強の揚げ具合をみせるやないすか?あれ。肉は柔らかくジューシーで衣がザクっと。
そこに国産ハーブ鶏の肉質の良さ、過剰な味つけをしていないけん良さが全面にでてるんす。鶏専門店らしい潔さっすね。
そらビールもうまかさ!
あっしは江戸善の唐揚げを遠い昔にしか食べたことないけん『江戸善の時と〜江戸善と比べて〜』とは言わんす。
ただ隣で何皿も食べる人やテーブル席でワイワイとズリ串と唐揚げを大皿で食いながらビールば飲みまくる人をみて、これは長崎市民の唐揚げなんすねって思ったんです。
なーんか既視感があるんだよなあ
ベトナム系の留学生スタッフが多いのもどっかで見たことあるんだよなあ。このちょっと高めのビールの値段設定もどこかとかぶるんだよなぁ。
そんな中、確信に変わったのがこの赤瓶。
赤瓶を指差して聞いてみた。
猫町『(餃子)いけるっすか?』
店員さん『頼まれますか?』
餃子のタレがでてくる
瓶ビールをあけているとスッとタレがでてきた。隠しコマンドか。メニュー表に餃子はないんだけどオーダーできるみたいっすね。
宝雲亭さん!宝雲亭さんやないっすか!!!
しばらくすると店の入り口が空いてベトナム留学生の手によって運ばれて来たのがこちら。
パズルのピースがガチっとキマった瞬間だった。宝雲亭は歩いて1分かからないところにある。宝雲亭で見た出前をする子らは、とり福に運んでいたんすね。
そんなことを思っていたら、出前の子が俺の唐揚げの空き皿をスッとさげ厨房にパスした。ベトナムナイス連携。
油断していた。サッカーでいったらワンツーで抜かれた感じ。バレーだったらクイックか。
そして私はビールを追加するのでありました。
宝雲亭の餃子の旨さはここで言うまでもなく、もちろん美味い。記事にしてますけんよければ見たってくだされ。
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まさかの宝雲亭の餃子にはびっくりでしたが、唐揚げうまかったですねえ。となりのリーマンは1人で2皿3皿頼んでましたけど余裕でいける美味さがありました。
長崎はちゃんぽん皿うどんカステラだけじゃねえ。長崎のソウルフードを堪能できる店です。みなさんも出来立てアツアツ唐揚げとビールに溺れに行ってみてはいかがでしょうか。
うまい唐揚げありがとうございます!また来ます!
ごちそうさまでした!!!