こんちゃす!猫町です!!GOBUSATA!!
ここ2ヶ月ほどライターの仕事をゴリゴリやっておりました。
そらね、もうずっとデスクでパソコンをカッタカタやってるわけです。
もう背伸びでもしようもんなら
「んっぁぁぁああああっ!!(腰バキバキィ!!)」
って状態。
お仕事もらえるのはありがたいんですがこんなんがずっと続くとメンタルが死にます。
ふと
「温泉でゆっくりしたかなぁ」
という想いがでてきました。
なるほど。これだなと。われながら名案。俄然やる気がでてきます。
ただ口にしなきゃいいのに友人に
「この戦いが終わったら俺、雲仙温泉に行くんだ…」
って自らフラグをたててしまったため、
今度はなぜか茶摘みの仕事が舞い込んだ。
わたしブロガーなんだが。どうしてこうなった。
茶摘み&ライティングの日々
そしてついにその瞬間はやってきました。
\パキッ/
「いやぁぁぁあぁああああ!!」
激痛が腰に。
ここでどうもわたしの中の何かが切れたらしい
OK!! わかった!! もーよか!!
貯金を全部突っ込んででもマジで雲仙最高の温泉宿にいってやるッ!!
となったわけです。
そしてもうオープン当初から「めちゃくちゃ行きてぇ…」って思っていた
雲仙福田屋 別邸『山照』への宿泊券を手に入れたのでした。
近場なら負担も少ないだろうと、家のこと頑張ってくれているお母ちゃんを連れての旅行記です。たまにはかっこつけさせてくれ。
雲仙の温泉旅館の中でも最高峰の山照
雲仙温泉の老舗人気宿「福田屋」の別邸として誕生した「山照」
「民芸モダン」のコンセプトの元、すべての部屋に露天風呂を配置しなおかつオシャレなデザインの客室は瞬く間にニュースになりました。
雲仙ならではの硫黄泉に島原半島の素材を生かした料理。県外や海外からの人気が高いのも頷けます。
オープンした時から
「泊まりたかぁ!いや、こら泊まらんばつまらん!」
って思ってたもん。もうここしかねえ。今回はもう完全なタイミングだった。
でも正直料金めっちゃ高い!予約すんの震えたもん。
きっとわたしは翌月のクレカの支払いみて吐きそうになると思う。
だけど茶摘みのダメージはもうここでしか癒せないって思ったんや…
ただそれは泊まってみて確信に変わりました。
「あぁこれならええわ…幸せでした…」
と素直に思える宿でしたぞい!
▼山照の宿泊プランは福田屋のページから詳細が見れます。まずは手っ取り早くどんなんか見たい人はこちらから!
福田屋別邸「山照」へのアクセスマップ
高速道路から長崎自動車道の諫早I.Cを降りて1時間ほどで着きます。
駐車場は無料です。旅館の目の前にあって50台とキャパもあるので基本予約しなくてもOKで安心です。
周辺は雲仙地獄をはじめ観光スポットもありますぞ。
基本ゆっくり過ごすのが一番ですけど
秋は仁田峠の紅葉がめちゃくちゃキレイなんでコンボで楽しむのがおすすめっす!
最近では『雲仙仁田峠プレミアムナイト』と称して夜間のロープウェイ運行もあるみたいだ。運行期間をチェックしとこう!
受付ちょっと不便だな問題
山照の入り口は上の写真の通り。ただ注意せにゃいかんのが入り口くぐったら当たり前にあるとおもわれる受付がない。
そうなんです。受付は本館でしかできないんす。なぜだ…
別館から本館へは内部で繋がってるんでこっちから入っても問題はないんだけど山照別邸の入り口でチェックインできると尚いいっすね!!
こちらが受付がある福田屋本館の入り口。はじめてで不安な人は山照入り口からじゃなくこちらから入るのがわかりやすいかもしれんっす!
気品ある受付カウンターは来館時からグレードの高さを感じさせます。こういうとこお客さんとしては嬉しいですねぇ。
スタッフの方は海外の方でした。外国からのお客さんの対応のためでしょうね!
アジア系の方で日本語も流暢でなんも問題ありませんでした。
民芸調のラウンジはノスタルジー&ラグジュアリー
ちょっと早めについたもんで受付を終えたらチェックインの時間まで休むことにしました。
写真はロビーラウンジ「DANRO」っていう名前だ。
まさに「民芸モダン」を謳う福田屋らしいっすね!
ノスタルジーを全力で感じられる古美術を配置しつつも黒を基調としたモダンな家具が自然と馴染んでるっす!巧い!
ソファスペースの座り心地もよくてずっと座っていたいやつ。
冬は暖炉に火が焚かれるそうで、さらに非日常感を後押ししてくれそうです!
全景を撮ったらこんな感じ。大きな梁がまたイカす!
天井むき出しなんで開放的なすごく広々とした空間になってます。
カフェも併設されています。ここでコーヒーを飲みながらゆったりするのもまたオツっすね!
山照客室は贅沢に7部屋1フロアのみ!
客室は別館2Fフロアのみ!贅沢っすね。
宿泊者が少ない分静かです。他の部屋のお客さんとフロアではちあわせること1回もなかったしね。
それぞれ漢字1文字の部屋名です。客室の料金は福が1番高く、2番目に宙、雲。3番目に真・凛・想・葉 といった具合です。
予約は正直どのプランもなかなか取れません。特に土日の空きはマレっすね。
結局わたしもだいぶ待ちぼうけしたんで泊まりたい人は早めのチェックが必須です!
山照別邸のフロアは入り口が電子錠になっていて客室カードキーがないとフロアにすら入室できません。
特別感が凄いっすけど、鍵を忘れてフロアを飛び出すと入れなくなります。大浴場に行く時はマジで要注意だ!!
俺みたいになるぞ!
(フロア入り口に内線電話があったのでお母ちゃんにヘルプ電話をかけてことなきを得たっす!HAHAHA!)
客室へ続く通路もやたら豪華!中庭も見えるぞ!
フロアも絨毯で足音がたちにくく静かなのも嬉しいっすね!
こちらが福の表札。やたら質感がいい。いよいよ中に入っていきます。
福田屋別邸山照「福」の客室がこれだ!
入室してもう速攻悟りました
「もうどうあがいてもこの先の人生、このグレード以上の宿には泊まれないだろうな」
たぶん石油当てるかしないと無理だ。
写真の撮り方が下手すぎてわかりづらいと思うんすけど
とにかくめちゃくちゃ広いし綺麗。そんでもって全てにおいて高級感がすごい
とりあえずわたしは入室後しばらく「うへぇ!」と「ごつか!」しか言ってなかった気がします。
とりあえず腰下ろして落ち着くまで時間かかった。初めて女の子の部屋にきた中学生男子みたいになるマジで。
大型のテレビも配置してあるけど今回ほとんど使わなかったっすね。
あとこの写真の畳もよかったっすわ。正方形でモダンなデザインながらずっと頰づりしときたいあの畳の感触はそのまんま!
やっぱ旅館ならば裸足で畳を歩きたいもんですよねぇ。
ベッドもバチクソ良かった…!なんですかこれ…!?
さすがに気になって調べたらシェララフィア製とのこと。知らないメーカーだった。
ざっくり簡単に言ったらジェルとポリウレタンを混ぜた素材でできてるらしく柔らかいのに反発力は保持してて体への負担をめっちゃ抑えてくれるそうな。
なかなか味わったことのない感触だったんで人によって合う合わんはあると思う。
ただわたしは横になった直後速攻で夢の世界に沈みそうになった。
遠ざかる意識の中で
こんな昼間から寝たらなんかすっげーもったいないけど寝たら寝たでこれ絶対幸せやんけ…!!
という謎の葛藤と戦いつつ過ごしてました。
夜の客室はまた表情を変える
夜になるとまた表情を変えます。高級感が2倍増しです。
ライトの当て方でここまで変わるんだよなぁ。
福の利点はこの広さにありますね。贅沢に空間を感じることができるっす。
もう1名様いても余裕がありまくり。3名プランもあるのでグループやファミリーもありっすね。
このやたら主役感のあるスポットライトよ
これはボードゲームしたら集中した良い試合ができるなと思った。
ウノ持ってこなかったことを激しく後悔したっす。みんなは白熱したデュエルをしてくれよな!
ベッドエリアの照明も明るすぎず暗すぎずで心地よかったっすね。
お母ちゃんはたまに本を読んだかと思えばぼーっとしたり、わたしはハナっから携帯の電源切って畳の海を泳いでいました。
もうね!This is フリー!!
なんもしない贅沢!!!最高だ!!!!
客室露天風呂がたまらんでした。4回入った。
泉質は硫黄で白濁の温泉!これぞ雲仙の湯ですねぇ!
部屋にあった注意書きには「貴金属やメガネ、アクセサリーは外してご入浴ください」とのこと。黒く変色するもんね!雲仙ですねぇ!!
子供の頃は硫黄の独特の匂いを「くっさ!」で片付けてたけど30代あたりから「やっぱこん匂いじゃなからんば!」ってなってきた。
雲仙地獄を通りすぎる時は今でも「くっさ!」て思うけど、どっぷり湯に浸かると長崎人としてはたまらん安らぎに包まれるわけですよ。
雲仙温泉はいいぞ!!
客室露天風呂でもここまでの平米を誇る宿は少ないと思います。
恐る恐る歩かなくても大丈夫だ!
テラスには大きなソファーも完備してあった。
天気がよい時は風にふかれながらここで読書するのもめっちゃ気持ちいいでしょうなぁ。
ソファースペースは夜には照明もつくんすよ。
「こりゃいいや!オシャレに自由を感じたろ!」
と試しにソファでボーッとしてたら
めっちゃ虫集まって来た。ちょっと食った。ちくしょうめ。
なんかするなら昼間推奨です!
湯船があるところからもソファー席からも見渡すばかりの緑でした。
季節がかわれば紅く染まったりもするんかなぁ。
露天風呂の宿命である外部からの覗きも心配しなくてよさそう。さすがにぬかりなかったっすねぇ!
たまーに建物が見える温泉宿もありますけん…ここは大事なとこっす。
福の部屋は丁寧に内風呂までついてます。贅沢すぎやろ…
ここからですら窓から庭を眺めることができるぞ!
天気をハズしちゃって大雨だった時の保険にもなるのは強いですね
普通ならテラスに省スペースについているであろう体を洗うスペースも内風呂の中にあります。
そりゃテラスを広く使えるよなぁ…
ウェルカムお菓子&ドリンク無料はありがたい
お部屋のテーブルには雲仙ゴーフレット!
クリームを雲仙や小浜でおなじみの「湯せんべい」でサンド!進化してるぜ雲仙!
ご当地のお菓子をさらにサックリウマウマでいただけます。
せんべいの生地の中に温泉水が練り込まれてることで有名な湯せんべい。
控えめで優しい甘さに超ベストセラーの味わいを感じれますぞ。
雲仙周辺では昔ながらの手焼きを見学できる店もあるので散策の際はお店に寄って見てくだされ。
予約をしたら湯せんべいの手焼き体験をさせてくれる店もあるので旅行プランに組み込むのもオツっすね!
冷蔵庫の中は嬉しい ご自由にお飲みくださいシステム
客室料金に含まれてるんだろうけどビールあるの嬉しいっすよね。アサヒィィィスゥパァァドラァァアアイ!!
カップにはいってるのは自家製のコーヒープリンでいたれり尽せり。
もうこれだけでお腹が膨れてしまいそうであります。
その他の客室設備
個人的にあんまテレビみらん子なんですけど、この寝室の壁掛けテレビよ。これはあかんよね。
『いやいや、いつもベッドで寝ながらテレビ見よるし!』
って1ルームにお住いの殿方は言うかもしれん。
でもこいつ仰向けで全然首動かさんでテレビ観れる。
いつもなら体制を横にせんばつまらんじゃろ?そなたいつも折れてるじゃろ?ここはテレビの方から譲歩してくれるわけっすよ。
しかも極上ベッドの上で。もう贅の極みっすよこれ…堕落するてこんなん…
客室設備もサクッとまとめときます!コーヒーメーカーがすっごい本格的やったのが印象的だった。
- 寝室用壁掛けテレビ
- マッサージチェア
- 空気清浄機能付加湿器
- コーヒーメーカー
- 金庫
- 電話
あっ、あとひとつあったわ。
ミュージックプレイヤーが重宝する!
これ音楽プレイヤーなんすよ。どんな原理で音鳴ってるかわからんやったけどええ音でしたよ。低音も上品に響く。
入力は簡単で携帯から Bluetooth で飛ばして使うんすよ。有線でもいけたっぽい。
今回はテレビつけずに過ごしたんだけどこいつだけはフル稼働でした。小憎いボサノバを流してたっす。うーんオーガニック!
このプレイヤーね、Amazon や楽天で調べたら普通に売ってた。
ただ自分ちで使うにはデカイしあれだなって思ったけど、でも客室がええ空間になるよ。あって良かった。
トイレ&洗面所
トイレは便座も高級感あるし広いっちゃ広いけど特別「すっげぇえええ!!」って感じはなかったっす。
でも「おまえん家のトイレと交換する?」って言われたら即答YES。
そんなスペースもないけどな。つうかうちの風呂場より広いわ…
洗面所はさすがにグレードの高さが垣間見えます。
台座も2つあるので朝の時間にとりあいすることもなくていいっすね!
ただ驚くところはこれだけじゃなかったんす!
山照はアメニティに C.O.Bigelow を採用
お母ちゃん:BIGELOWやん!!!
お母ちゃんさっきまで寝てたんにいきなりなんなん!?
最初わからんかったけどこれすんごい良いやつらしい。無知ですまん。
以下、公式サイトから引用
- C.O.Bigelow(シー・オー・ビゲロウ)は
アメリカで最も歴史あるアポセカリー(調剤薬局)と言われています。
1838年、ニューヨークのグリニッジ・ビレッジで
医学博士Dr. Hunterが創業した薬局を、
1880年Clarence O. Bigelowが受け継ぎ、
名称をC.O.Bigelowとしました。
以来、伝統のある魅力的な商品は長く愛され続けています。引用:C.O.Biglowについて|アメリカ最古のNY発アポカセリーショップ『C.O.Bigelow APOTHECARIES』
お、おぅ…!!
年中パーフェクトホイップマンなのでこれ以上の感想が見当たらない!ごめんな!
でも思わぬところでお母ちゃんが喜んでくれて棚ぼた感がすごい。ありがとうビゲロウ。
アメニティまとめるとこんな感じ!ほぼ手ぶらでいいっすよ!
- シャンプー&リンス
- 洗顔料
- メイク落とし
- 化粧水
- 乳液
- 歯磨きセット
- 綿棒
- ドライヤー
- バス&ハンドタオル
- ヘアーゴム
- ヘアーブラシ
- シャワーキャップ
- 剃刀
- 石鹸
夕食は1日限定4組の鉄板焼きコースが最高だ…
部屋食好みの人はここが悩みどころになりそうっすね!
お食事どころは4会場あります。
- 鉄板焼 桜橋(山照1F)
- 鍋団欒(山照1F)
- 山cafe力(山照3F)
- いろり亭(本館2F)
- 民芸茶屋(本館1F)
わたしたちは『鉄板焼 桜橋』で
1日4組のみが味わえる長崎和牛のコースをチョイスしました!
会場に早く着きすぎてしまっても大丈夫!
会場入り口の前にはゆったりとしたラウンジスペースがありますぞ。
ちなみに鉄板焼コースは予約制で最終の開始時刻は19:00っす!チェックイン時に何時にするか聞かれるぞ!
桜橋はどでかい鉄板にぜいたくにゆったり凹字型に8席配置したスペースとなってました。
1日4組までなのでよっぽど時間帯がかぶらない限りかなり広々空間を使えます。
最初の1時間あたりはわたしたちだけやったっす。あとから1組はいってきた。
1組に料理人さん1人ついてたのでバタバタした感じはなく会話を楽しみながらゆっくりいただけましたよ。
メニュー
今回のコースは9段構成。鉄板焼のメインディッシュはオプションで追加できるぞ!
- 先付
- 前菜
- お凌ぎ
- お造り
- 鉄板焼 海の幸
- 鉄板焼 山の幸
- 焼き野菜
- 留椀
- デザート
先付:島原半島厳選野菜サラダ
まずはサラダ!島原半島の新鮮なお野菜から!
よく冷えてフレッシュやったっすね!
ここから怒涛のコース料理がはじまります!
サラダは普通にうまいけど引き立てるドレッシングにも注目してほしい!
以下の五種類から選べるぞ!!
- オレンジ
- オニオン
- キャロット
- セロリ
- レッドビーツ
余計なものが一切はいっていないオーガニックドレッシングは体も舌も喜ぶ味わいっす!
個人的にはレッドビーツとキャロットが2強やったっす。うまかった。
これあとから説明するっすけど売店で買えるんすよ。1口食った瞬間買おうと思ったよ。
前菜:季節の旬菜盛り
サラダを食べ終わった頃合いに前菜が運ばれてきました。盛り付けまでにこだわった前菜は目にも美味しい。
珍味っぽいやつが美味かったっすな。
耐えきれずビール。
アルコールは有料オプションです。でもここは躊躇しちゃダメだ。
アサヒィィィスゥパァァドラァァアアイ!!(2時間ぶり2回目)
チェックアウトん時に支払いなんでお食事会場にお財布は持っていかなくていいっすよ!
メインの食材の紹介
前菜を味わっていると料理人さんが登場。今回は料理長さんがついてくれました。嬉しいね!!
メインの食材を丁寧に説明してくれるぞ!今回はサワラ・長崎和牛・アワビの3点!
長崎和牛はもちろんのこと
アワビは橘湾産でサワラは壱岐産と長崎にこだわったチョイスに嬉しくなるぜ!
いやおうなしにテンションがあがっていく!うおお!
有機栽培の特選野菜がもう一つのメイン食材
あわせて焼き野菜達も紹介されます。
料理長が地元農家に足繁く通い、こだわった特選素材だそうで生産者の想いもあわせて鉄板で表現されます。
島原半島を中心に『特選』と呼ぶにふさわしいモンばっかでした。
これね!びっくりするよ!!
どうしても野菜はお肉や魚に比べるとサブ的な扱いされると思うけどここではもう一つの主役ですね。ちがいねぇ。
『野菜とかよかけん!肉くれ!肉!』て言ってる人はほんとにこの野菜のうまさに驚くと思うぜ…!
お野菜がまず鉄板に全て並べられます。ここから料理にあうお野菜を少しづつお皿につけあわせていくといったスタイル。
そして焼いている間にお凌ぎとお造りがやってくるぞ!
お凌ぎ:幻の諫早・高来町十割生そば
諫早市の高来町で栽培されてるお蕎麦です。もともとは家庭用で一部の人しか食べられてきてなかった希少な品種ですがこいつが美味い。
わたしも土師野尾で食べて以来、こちらの蕎麦のファンであります。まさかここでも食べれるとは…!!
喉越しも良くペロって食ってしまいますぜ!
お造り:熊本天草産 本鮪背とろ
こちら有明海を挟んでお隣の天草のマグロ!!
見た目ほど脂っぽくないんだけどトロのもつ味わいはそのままという試合巧者な一品でした。
鉄板焼きを前にちょいとした贅沢でしたね。
山ワサビは辛くないのでたっぷりつけて頂いてみよう!豊かな風味が後押しするぞ!!
鉄板焼 海の幸:壱岐直送サワラと橘湾産アワビ
サワラはスープ仕立てに。サワラってすっごい淡白であっさりした味って印象なんだけど、こいつはしっかり主張があってハマってますねぇ!
ホックリうまうま。サワラ自体が美味いってのもあるんですけどまわりの野菜に注目してほしいっす。
赤いスープは調味料ではなく野菜のレッドビーツからしみ出たものなんすよ。
レッドビーツだけじゃない。
他の野菜の旨味も溶け出して最高の食べるスープになってます。
アワビも到着!!登場時はうねうね動いてただけあってやわらかで抜群の歯ごたえ!
変な硬さもなくベストなレスポンスが歯を伝います。そりゃ味わいもフレッシュです。滲み出てきやがる。
アワビも最高ですが、”つけあわせ”という言葉があまりにも似合わない焼き野菜達よ。
その味わい。アワビにも負けませんよ!
ほんと野菜のうまさに気づく夜でした。
『こんなにも島原半島の野菜は美味しい』
シンプルな料理だからこそ活きるこの美味さ。みんなにも味わってほしいっすね!
食事の美味さだけが桜橋じゃないぜ!!
料理長の手さばきを見るのもごちそうですぞ!
いやぁいいっすねぇ!このライブ感!鉄板焼はエンターテイメント性もあっていい!!
メインの長崎和牛は目にも美味しく!
お肉は丁寧に焼かれていきます。上の写真は胡椒を挽いてるところ
「いやぁすごい!重そうですねー!」っていうと
「いや、これ入ってるの先っぽだけなんですよ(笑)」とのこと。
残 り の ス ペ ー ス よ
ー火つけていきますね!(ボゥッ
ーそれは子供の頃、ブラウン管越しにみたものでしたー
「きっと死ぬまで生で見ることはないだろうな」
って幼心に諦めていた光景が!今!目の前に!!
いやいや…テンションあがらんわけなかっしょこんなん!!
鉄板焼 山の幸:長崎和牛フィレ肉
そしてでてきた長崎和牛のフィレ肉鉄板焼き。
とてつもなく柔らかい肉質にとろける脂。でも脂はゴリ押しの感じはなく赤身の旨味へサポートをしながらスッと消えていく。
これまで同レベル帯のお肉も食べたことも正直ある。
でもねただうまいだけじゃなく長崎和牛の「らしさ」が感じられるっす。
それもここ長崎という地で味わえることに意義があると思ったんすよ。
こんなんズルかて…ズルかて…
お母ちゃんも嬉しそうだった。マジ連れて来てよかった。
最後のガーリックライスがバチクソ美味かった!
ご飯は『白ごはん』と『ガーリックライス』のどちらか選べるんだけど
絶対ガーリックライスをチョイスしてください。
もう一回言おうか?
絶対ガーリックライスをチョイスしてください。
これマジでめっちゃくちゃ美味かった。ガチで舌のどがんかなるかと思った。
お肉の脂とじっくり焼き上げたガーリック。そしてこだわりの醤油。
卵は最近オープンした島原半島・有明町の激ウマ卵の「口福たまご」を使用。
ほんとね、素材自体はめっちゃシンプルなんすよ。
ただね、素材ひとつひとつがあまりにもパワフル…
そして鉄板でそれを踊らす料理長の技もあるんでしょうね。いやマジでありがとうございます。
ステーキ食った直後は
『もう入らん』
『にんにく食わんて』
と言ってたお母ちゃんもガンガン食ってた。いや、わかる。そうなる。
ステーキもうまかったんですけど個人的にはこの1品がベストアクトの夜でした。
ちなみにこのガーリックライスで使った醤油もドレッシングと同様売店で買える。
きたねぇぇんだよ!!!やり方がよぉぉぉぉおおお!!(財布持って売店へ走りながら)
デザート:神田川俊郎先生直伝大葉シャーベット
最初は大葉がシャーベットとか合うのか!?と思ったけど、
一口食った時点で(すんませんおかわりください)て頭になってた。
風味レベルじゃなくけっこう大葉なんだけど不思議と甘さに馴染む。これ凄いな。
鉄板料理を味わった口内にジャストフィット!さっぱりいただけます。
朝ごはんもまた凄かった!!
朝ごはんは夕食と同じフロア、ただ今回は個室に通されました。
頭がまだ寝てるこの時間帯には嬉しいっすね。
まわりの目を気にしないで落ち着いて食べたいもんな。
ここでも夕食同様、地元の素材をふんだんに使用しています。和食で品数も多くて嬉しいっすね!
ここに陶板焼や蒸野菜も追加されるぞ!
文句ないんすけどアジの開きがもうちょいでかかったら嬉ションやったっす。(ボリュームの問題じゃないくて小さいと剥がしづらい)
陶板焼は雲仙ハム!よっ!雲仙名物!
その知名度はもう全国区ですね。うまかもんね。居酒屋で食ったことある人も多いはず。
夕食ん時なかなかでてこんなぁって思ってたら朝飯できたよ。
こいつはあとから卵とあわせてハムエッグにしてやる!
陶板焼はわかるんだけど米もこんな感じで with 固形燃料でやってくる。珍しかなぁ。
そりゃ炊きたてやもん。うまかさね。
ずっと火いれてほかほか状態で待機してあんだからロス時間1秒もありませぬ。贅沢っすなぁ…
蒸し野菜もあるぞ!!その野菜のポテンシャルは夕食で実証済みだ!!
塩や味噌ダレで素材を生かしながらいただけるぞ!
卵は夕食のガーリックライスでミラクルをみせた『口福たまご』の弟分である『口笑たまご』
こいつも兄貴ゆずりで濃厚な旨味を備えもつブランド卵ですぞ!
わたしの知りうる限り最高のハムエッグ
お母ちゃん:黙って食わんね。
こらごつか。
ふた開けた瞬間『Oh…』という声が漏れ出た。
雲仙ハムと口笑たまごの鮮やかなコントラストはすっげぇ美しい。
口笑たまご単体がもつポテンシャルもすごい。ここまでぷっくり視認できる黄身の張りと厚みはそうそうない。
雲仙ハムの焼き目から滲み、したたる上質な脂が陶板をまわり、口笑たまごがさらにブーストする。
醤油をちょいと垂らしたらそこはお花畑である。トベる。後はもう何もいうまい。
最高だった。ただ最高だったけど旅館の朝ごはんの終わりはいつだって儚い。
チェックアウトの時間を意識せずにはいられないっすもん。
日曜日の終わりを彷彿とさせるサザエさんに似た何かを朝食の終わりに感じるんだ。
そしてついにチェックアウトの刻…
名残おし過ぎて撮った写真。か、かえりたくねぇ…
でもいい大人やし、しゃあねぇ…と思って帰ろうとすると
お母ちゃんベッドに沈んでた。
絵に描いたような穏やかな表情の「スヤァ…」だったっすね…
なんかね、これほど人を起こすのをためらう瞬間はなかったよ。
お土産処も充実!帰る前には寄っとこ!!
雲仙福田屋はお土産処『ふくむすび』も併設してます。
チェックアウトしたらすぐ後ろにあるので寄ってみよう。
一般的な旅館よりお土産スペースは広くかなりの品数があります。
荷物になりがちなお土産は帰りにサクッと買うのがオススメだ!
湯せんべいや雲仙レモネードなど地元名物はもちろん、島原半島の特産品が多数!
カステラや地酒などの長崎全般の商品もおいてあるぞ!
長期の長崎旅行ならおみやげをここでいっぺんに揃えてしまうのもありっすね!!
夕食を感動の渦に巻き込んだ口福たまごを筆頭にご飯の時にでてきた調味料も。ここらへん商売上手っすねぇ!!
そして口福たまご1パック3,000円でわろた。次元の違いを感じたよ。
笑顔で宿をあとにしました。
センキュー福田屋!センキュー山照!!
すっげぇ個人的な感想
どんだけ控えめに言っても最高すぎる。ただ『最高すぎる』のが難点でもあります。料金もなかなか『高』やしね。
とにかく『福』の部屋がわたしにはオーバースペック。貴族レベルやった。
いい夢みさせてもらいましたよ。普段質素な暮らしをしてたらなかなかそわそわする。
さっきも書いたけど女の子の部屋に初めてきた男子中学生状態になるぞ。
同じくテラス露天風呂付き客室なら山照の『宙』や『雲』の部屋、福田屋本館のパノラマルームの方が料金もだいぶ安くなるんでいいかも。
部屋自体も狭くないし充分満足できると思いますぞ。
でも新婚旅行や記念日などの外せない『ここぞ!』って時にはいいっすよ!!
部屋はともかく食事はフルスロットル推奨です!
鉄板焼のコースは絶対体験したほうがいい!まじでこれはいい!!ガーリックライスと野菜の美味さに震えてくれ!
あとさ、
お母ちゃんおる?お母ちゃん連れてけ。
今回わたしの欲に巻き込んだ感じでなかば強引に連れて行ったけど
途中から自分が楽しむのよりお母ちゃんが喜ぶ様子をみるのが楽しかった。
帰りの車の中でしみじみ『昨日からありがとうね』って言われて本気で連れていって良かったと思ったよ。
雲仙の宿はいいぞ。お母ちゃん連れてけ。
でもきっとそれが山照じゃなくてもいいと思うんす。
グレードとかうんぬん抜きにお母ちゃんは一緒に過ごせるだけで嬉しいと思うんすよ。
子供のアクションをお母ちゃんはいつだって待ってる。
やけん『たまには電話せんね』っち言わせたらダメなんだ。
自分勝手な親孝行上等っすよ。次はおれたちが手をひく番なんだ。