なにをかたくなに陶器市にこだわっていたのか
毎年ゴールデンウィークになると私のまわりがざわつきだす。波佐見町の陶器市です。
波佐見町内の窯元など100店以上の出店があります。本会場は「やきもの公園」という大型テント完備の場所です。各店、価格もセール価格になっていて、汎用品は半額に近い価格になっています。
料理は食材・味付けもさることながら「見た目」も重要なファクターと思っています。そこにはいい器があってこそ。いい器を安く買えるとなれば陶器市が毎年あんなに賑わうのもうなずけます。ほんと県外から行こうとしてる方、気をつけてください。ほんとすごい人出です。
100店以上ある店をひとつひとつ巡り、運命の器を求める陶器市の楽しみもありますが、人混みが苦手…とか、そもそも遠過ぎて行けない…とか、歩き回るの辛いって方もいるかと思います。
陶器市じゃないといい器が買えないわけでもないんです。波佐見焼の中でもいいとこ取りのセレクトショップがあるのです。それが今回訪れたマルヒロでした。
ラインナップは「HASAMI」「ものはら」「バーバー(馬場商店)」「the place」の4つ
HASAMI
波佐見から新たなブランドとして立ち上げられたブランド「HASAMI」
もうだいぶ浸透してきました。長崎市内のショップでも取り扱われることが多くなってきたのであのマグカップを見た事ある人も多いと思います。
ポップな色調も多くポスト北欧の匂いが強いですね。ブロックマグは私も愛用しております。
バーバー(馬場商店)
バーバー(馬場商店)はわりかしスタンダードな和食器という印象が強くどんなシーンにでも使える汎用性と高級感があります。藍駒と言われる青い線で円が何本も入った器が死ぬ程欲しいです。たぶんそのうち買います。線を隠さないように真ん中に料理をちょこんと乗せたい。
ものはら
ものはらは、もう見た瞬間わかりますね。「ものはら」の「M」なんですよ、あの模様。波佐見焼の「くらわんか時代」がテーマになっています。くらわんか時代とは一般庶民向けに丈夫で低価格の食器を大量に生産していた時期のことです。そんなことはみじんも感じれません。ただ使い勝手がいいのはわかりますね。洋食器にもできそうです。
the place は展示がありませんでした(見つけきれなかった?)波佐見町は陶器の町で栄えていますが後継者の問題はやはりあるそうで、それに加えて原材料の高騰もあり廃業に至る製造所も少なくないそうです。そんな中、製造体系のうち「型屋」「生地屋」から商品を発信することで、利益を確保し発展を目指します。波佐見町の型組合、生地組合、波佐見焼振興会と協力しながら産地(place)として取り組んでいるみたい。頑張って欲しい。
買っときゃよかった蕎麦猪口シリーズ
まぁアレです。まんま蕎麦食う時につゆ入れるアレ。でもこの陶器使い勝手がめちゃくちゃ良さそうなんですよ。小鉢にしてもよし、和え物とか副菜入れるにも良さそうやし、深さもあるけんちょっとした飲み物も入る。もちろんつゆ受けにも今の時期ならそうめんですね。
マルヒロではバーバー(馬場商店)が扱っていますが、めちゃくちゃ種類がある。壁一面にあるので選ぶのも楽しかった。ただ手持ちが無かった。泣いた。
店内ゆとりのある配置でゆっくり見る事ができます。まぁしかし割れ物ばかりなので子供連れの方は注意したほうがよさそうです。陶器以外にも全国からセレクトした雑貨も置いてありました。こちらも見てみると楽しいです。
陶器市に全力をそそぐのもいいですが、きままにぶらり波佐見旅もいいものです。波佐見有田インターから近いので旅の終わりに寄るのもよさそうですね。
マルヒロ
住所: 〒844-0014 佐賀県西松浦郡 有田町戸矢乙775ー7
TEL: 0955-42-2777
営業時間:10:00〜17:00
定休日:水曜日・第3土日曜日
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