暖冬かと思えば急に寒くなるしで全然読めない毎日が続く今年の冬。
みなさんいかがおすごしでしょうか?
今から着ようとしてんのになんでおかぁちゃんはそのタイミングで
『ジャンバーば着ていかんばよ!!』
っつーんだろうな?なぜわたしのパンクスに火をつけるんだろうな?ムキになってジャンバー着らんで結果風邪ひくんよな。
あれから20年。代謝は落ち、もはや寒い日はどうあがいても寒いし、どんだけ脂肪がついてもヒートテック着てもジャンバー着ても寒いわけです。
そんな日に食べたい定食があります。
お店の名前は『かんざき食堂』ここがイイんすよ…お昼からあいてる店なんですけど夜も8時あたりまでオーダー可能です。
ここを知らずに平日夜ご飯で迷子になってるみなさんはちょいと見ていってくだされ。リーマンやけわかる。そんなあなたを救いたい。
かんざき食堂へのアクセスマップ
浜の町アーケードから中通り商店街をまっすぐ歩いていると見えてきます。ちょっと歩くけど体感はそうでもないです。
市民会館から歩いていったほうがわかりやすいですかね。
中通り商店街は美味しい店の情報がたくさんありましてね…いろんなとこ教えてもらってます。こまち食堂のランチも素晴らしかったですね…
かんざき食堂は専用の駐車場がないんですけどお店の対角にコインパーキングがあるので車の方はそちらを利用するのが堅いですぞ。
みんなの大好物が並ぶかんざき食堂のメニュー
定食屋さんならこれがあったらいいな!がたいてい揃ってる。
定食はもちろん、丼モノ麺類にちょいと1品卵焼き160円!などなど、
『夜ご飯に食べたい定食』を広範囲でカバーしてる。
手間暇かかる焼き魚定食もあるのいいすねぇ。1人暮らしの時とか特に魚めんどくさすぎて自炊メニューからはずれがちやし…
しかもいずれも800円を切るメニューばっかり!さらに定食はおかわり1杯サービスというね。
メニュー表を眺めながら『なぜ今まで来なかったのか感』が襲います。
これが夜でもいただけるのがありがたいんですよねぇ〜
お店の前にもメニュー表があります。入店前に考えられるんは親切っすね!
かんざき食堂店内はカウンター多めでお一人様も多めだ
店内構成はカウンター7席に4名がけテーブル2台、そんで奥に小上がり1台。
やっぱカウンターが多めなんでお一人様多いっすね。私がきた日は7時半過ぎから続々とやってきてました。
創業70年以上になるかんざき食堂。長崎遺産食堂にも登録されその内観は非常に味があります。カウンターの木目の色落ち具合に色んなドラマが想像できます。
そうそう。こういう老舗ではわたし、たいてい緊張しがちなんですけど今回すごい居心地がよかったんすよ。リラックスしてメシ食えた。
素敵なご夫婦2人でやられてるんですけどね。常連さんとの距離が近すぎないんすよね。べったり喋らんし。
ここの空間はテレビの音と『仲いいんだなぁ』ってしみじみ感じれるご夫婦のちょっとした会話がメインです。きっとみんなこの空気感が好きなんだろうなぁって。
ことば少なめ『軽めで』つって茶碗を差し出す常連さん。このバリクールなおかわりよ。いつかわたしにもできるようになるっすかね。
寒い夜に食べたいかんざき食堂の豚汁定食
色んなメニューの中からブレずにオーダーしたのが『豚汁定食』
『豚汁単品じゃなくて豚汁+ご飯…』って思ってる人いますか?
これは完全におかずなんすよ。
おおぶりに切られた特徴的なゴボウをはじめとしたたっぷり野菜たち!
一口食った瞬間思うぜ
『こいさ…こがんとば食いたかったっさ…』
歯ごたえ豊かな具材たちを思いっきりハフハフしながらほうばる贅沢は寒い中ここまで歩いてきた体に染み渡りますよ…
この食感は具材が少なく細かく刻まれたチェーン店にはない個人店の最大の魅力だと思ってます。
そんで意外にも汁は見た目ほど濃くなくてグイグイ飲めるんす。味噌のまったり感は控えめでだしがようけ効いてます。
具材をほうばりご飯をかきこみ熱々の汁でながす。
具材→めし→汁→プハァ!!!
のコンボですよ。こいがよかっですよバリ好きなんすよ。汗ばかこうで。
ほんと寒い夜にめちゃくちゃハマりますぞ!
完飲まったなし!からだもぽっかぽかになります
ご飯おかわりで最後まで堪能!大満足の夜ご飯でした。俺はこれでご飯『かるめ』はできないな…なんならもう一杯食いたかったもんよ。
完飲する頃にはもう心も体もほっかほかですぞ!
食後にあったかいお茶をテレビば眺めながらシバいて和んだところでサッと店を出る。そんなスタイルが似合います。
1人の夜ご飯もわるくない。こういう食堂は偉大だ。
ご飯はもちろん美味しいし安いしでパーフェクトなんすけどね。
やはり何は無くともお店の雰囲気が抜群にいいんです。
常連さんでも言葉を多くかわすわけでもない。ただカウンターでご夫婦と時をともにする。
この距離感が1人の居心地の良さにつながるんだろうな。
この空間も含めてかんざき食堂は素晴らしいっす。
1人の夜ご飯って個人店ではほんと難しい。歳をとるごとに本当によく思います。適度な喧騒、常連さんや店員さんとの距離感…考え出したらきりなくて、結局コンビニ寄って帰るってよくあるんです。
そんな中、1人無心で豚汁と白メシをほうばれるこの空間を偉大といわず何といいましょうか。
街周辺で夜ご飯で迷った時にふっと思い出して欲しいです。気軽に入れる夜の定食屋さんなんてそうそうない。
店内は猫の置物や写真がいっぱいでしてね、お聞きすると奥さんはやっぱり猫が好きでいらっしゃった。
そんな方に向かって『猫町といいます』つって名刺だすのはなかなか勇気いったっすね…わたしはすごい顔で笑ってた気がする。優しく笑顔で返されました。
かんざき食堂の前には昼夜問わず猫がいる。猫にも愛されるお店なのだ。
はじめまして猫町です。先輩、以後お見知りおきを。
美味しい豚汁ありがとうございます!また来ます!!
ごちそうさまでした!!!!
かんざき食堂
住所:長崎県長崎市諏訪町4−17
電話:095-824-5531
営業時間:11:30-20:30