ねぇ、なんでっすかー?
福岡での食べ歩きを終え、俺は福岡に来た後のルーチン作業である「通りもんを爆買い」という極めて重要なミッションを遂行すべく博多駅のキオスクに向かったのでした。
そこで毎回のように目にする光景がありましてね。なんなんでしょうかねコレ。もうこの現象と15年くらいつきあってますけど日本人のDNAがそうさせるんでしょうか。
今回は覚え書きっす。
土産コーナーで試食する人がおもしろいっす
「試食いかがっすかー」で楊枝をだされてとりあえず食うんだけども、その後なんか気まずそうなの。これマジで多い。なんでなん。
しばらく考える感じあるんやけどスーッとフェードアウトしていくの。
これがさ、率先して試食しにいく人に限って多い。
恐らく相手を傷つけない思いやりなんだろうなあ。すごい優しいなあ。俺にはできねえ。
こう推測する
①おっ、うまそうやんけん、とりま食ったろ
②うまいやん、でもなワシ、もう買うもん決まってるんじゃ。ごめんな。
③とりあえず食って速攻立ち去ったら感じ悪いけんちょっと迷うそぶりしよ
④店員さんの目線が向こういった。今や。
全員が全員そうじゃなかろうけどね。わかるんよ。
販促のバイトをしてたワイの対処案
販促スタッフをやっていたワイですが昔っから上記のような人はいた。
①②を口にだしてくれるお客さんは接客してて楽しかったよ。
もしよかれと思ってやってるとしても、無言で楊枝とって無言で食って無言で立ち去るほうが前者に比べると劣る。だってそうじゃないすか。話しかけても黙ってるんだぜ。会話放棄やないすか。そら楽しくない。
でもその対応染み付いてるもんだと思います。気まづいっすよねぇ…
販促のバイトしてた時にそういうお客さんによく出会いまして。休憩ん時、バイト仲間達とそういうお客さんについて話していたことがその気まずさを解消できるきっかけになるかもしれませんけん書いてみます。
商品を買わない=相手を否定する。ではない
ちがうのよ。商品のお話をしてるんよ
すんません買いませんが言えない。いやいや言わなくていい。
謝る必要なんてない。悪いことしてないやないすか。
なんかせこい奴におもわれたくない
いや、いいんすよ。こっちは一日何千人の相手しよるんやけん覚えてられんす。つーかそういう対応の人めちゃくちゃおるけんまず記憶に残らない。てか一見さんの顔なんか覚えきれない。
販促スタッフは基本喋りたい
すべての店の販促スタッフさんがそうじゃないと思うけど、基本この仕事のやりがいってお客さんにアピってなんぼなわけだし、それが楽しかった。
俺の経験上この仕事で立ってるだけって死ぬ程キツい。1分が無限に感じるほど長い。そこで8時間?むりむりむりむり。
商品アピールしてお客さんと会話するのはスタッフにとってはいい時間なんすよ。例えそれが売れなくてもいいんす。当時のスタッフみんな言ってたっすね。特に俺らバイトやったけん、特に。
商品売れたらそれはそれで嬉しいことやけどお客さんと会話してレスポンスがあった時、とか時間流れるの早かったっすもん。
商品を勧められたら食べて「美味っすね。うん。あー、ありがとうございます(ニッコリ)」で軽く会釈したら完全にターンが終わる。店員さん絶対いやな顔せんけん。やってみて欲しい。
うまくなかったら逆にうまくない感想言ってやったらええ。でも(試食させてくれて)ありがとうございます(ニッコリ)て言ったらええんす。ようは「仕事に対して感謝してくれる客」は店員さん嬉しい。
ありがとうございますは完全に終わり言葉やけん見切れる。黙って考えられると変な話、ずっと待ってなきゃいけないパターンもある。
強引にしめるけど、とりあえず気まずいうんぬん以前に
食いもんもらったらありがとうは言おうぜ。
圧倒的に言葉が足りてないんだよ。
商品の事とか聞いたらけっこう話してくれるし、おもしろいんだぜ。
話めっちゃ変わるけど、やっぱり通りもんはうまかね。これマジで傑作まんじゅうばい。ブログ書きながら食ってるけど普段の3倍のスピードで執筆できる。通りもんは集中力があがる。
あっしは基本的に20個くらいの箱で買う。いやマジでこれおいしい。鬼うめぇ。これで太っても後悔せんわ。
でも福岡に住んでいたらこうはなってなかったかもしれない。長崎に住んでいてたまーに発作のように食いたくなる衝動がいいんだろうなあ。
友達の家にいって通りもんがお茶菓子にでてきたらそいつのお母さんと仲良くなる。仲良くなれずとも握手を求める。お茶菓子に通りもんがでてくる家庭は信頼できる。
そう思って調べていたら今通販で買えることが判明。嬉しい泣いちゃう。でもいいんすかそれで…