創業明治32年。ちゃんぽん発祥の地で有名な四海樓。ざっくり見積もって開業118年か?凄まじいな。みんなご存知、老舗中の老舗です。
グラバー園や大浦天主堂。少し歩けばオランダ坂など観光のアクセスもいいことから毎日多くの観光客で賑わいます。
建物は5階建。マジでどうでもいいけどなんか変身しそうよね。強そうな建物だ。
四海樓までのアクセス
最寄り駅は5号系統。大浦天主堂。駅から降りて川を渡るとすぐに見えてきます。本当にグラバー園や大浦天主堂に近いのです。
上の写真は大浦天主堂から降りて来た図。グラバー園や大浦天主堂を観光した後お昼にするのがベターですね。
人気店やけん計画はお早めに
とにかく立地がいい四海樓。観光客のみなさんも考えることは同じです。オープンは11:30ですが週末ともなるとオープン前からめっっちゃ並びます。予約はできません。
上の写真は11:00時点。先頭から13人目でした。基本的にファミリーで来られている方も多いし、店内のキャパもあるのでビビりすぎないでいいですが11:30の時点では列は50mほどになっていました。
昼食後に軍艦島クルーズなど時間厳守イベントを予定されている方は早めに並びましょう。
ちなみに一般の入り口は矢印んとこやけん。
そうだね。初見トラップだね。
レストランは5Fになっていてエレベーターで入店になります。
ふうふう言いながら階段を昇ると昇りきった所で申し訳なさそうに店員さんに1Fに誘導されるぞ。
おもしろいのが地元の人も間違えていたこと。みなさん知ってましたか?
店内は絶景のシービュー
5Fに着くや否や飛び込んでくるのは絶景のシービュー。クルーズ船や帆船が接岸する松が枝埠頭から稲佐山、水辺の森、三菱重工業の造船所など凄く贅沢な景色です。
観光にきて長崎の名所を見ながら「あれが稲佐山で、あれが重工の世界遺産のクレーン」なんて会話しながら食事をするのはとてもいいなあと思いました。非常にオススメです。
四海樓のちゃんぽんの登場
長崎ちゃんぽん発祥の店のちゃんぽんがこれだ。目につく特徴的な錦糸玉子。これを見ると四海樓に来たわぁ〜。ってなるっすねえ。玉子が入ると柔らかい印象を受けます。
丼自体が小さくて初見はきっと「少なっ!」って思う人もいるかも知れないけど結構ぎっしりしてるぞ。
スープも丁寧な印象を受けました。極端に攻めた味ではなく万人受けする味な気がします。
特徴的な具材。魚介も肉も野菜もとにかく細かくカットされてある。他店とは違う大きな特徴だ。どこを食べても口にささることはない非常に丸い食感です。
それゆえ食べやすく、あっという間に完食してしまう。
麺は結構太い。そもそもちゃんぽん麺は基本太いんだけどもう一声太い気がする。開店と同時にこの広いキャパが埋まったけど麺は伸びておらずクオリティは高い。
ちゃんぽん発祥の地で想いを馳せながら、長崎の景色を一望できる。これこそが四海樓最大の魅力かもしれません。
1杯1080円と中華街のアベレージよりも200円近く高い。地元民としてはちょい高い気がします。それでもこの立地でここまで長く愛されるのは長崎の誇りです。
立地的にもネームバリュー的にも「長崎のちゃんぽん」というプレッシャーを背負いつつ観光名所の店にありがちな手抜き感がない真面目なちゃんぽんです。
開店と同時に少なくても50人以上の客が押し寄せる。みんな食べながら嬉しそうだ。これからもずっと変わらず(値段もw)うまいちゃんぽんを提供してもらいたいっすね。
2Fはちゃんぽんミュージアム
ちょいと脱線するけど2Fは入館無料のちゃんぽんミュージアムという、ちゃんぽんにまつわる資料館があるぞ。入館無料で写真撮影もOKだったぞ。
四海樓の歴史が主で、丼の遍歴や店舗の改装履歴など知らなかったことばかりだ。なかなかおもしろい。
四海樓はもともと旅館も併業してたのは知らなかったよ。マジかって思った。詳しくは実際に足を運んで欲しい。あなたの知らない四海樓がたくさんあると思います。
マジでちゃんぽんのエンターテイメントや。
1Fは四海樓名店街
1Fには、ちゃんぽん発祥の店、四海樓のちゃんぽん皿うどんをはじめとして長崎のお土産が一同に集結してるショップになっていたぞ。もうここで長崎旅行が完結してしまいそうな勢いである。
最後まで楽しませてもらいました!いやあ、地元民ながら知らない事ばかりでしたねえ。改めてこれからも走り続けて欲しい名店だという考えが強まりました。ありがとうございます。長崎の誇りです。また来ます!
ごちそうさまでした!!!
中華料理 四海樓
住所: 長崎県長崎市松が枝町4−5
TEL: 095-822-1296
営業時間:11:30-15:00 17:00-21:00
定休日:不定休