最近になって長崎のトルコライス愛好会的な方々とお話しできる機会がありまして、長崎市内のいろんなトルコライスのお話を聞かせていただきました。
いんやーー!ごつかね!やっぱ昔から地元で食べまくっちょる人の話はおもしろかっす。聞きよって愛のあるとですよ。
ちゃんぽん・皿うどんと並んで長崎のソウルフードとなっているトルコライス。今回はそんな長崎のガチトルコライサーの方々にオススメしていただいた店のうちの一つ
『カフェドシェル』をご紹介。往年のトルコライスをひた走るアツいトルコライスでした。
カフェドシェルまでのアクセスマップ
平和公園からバリ近いっす。どちらかといえば大橋側。平和祈念像を見た後にそのまま大橋方面に公園を抜けていくと見えてきます。
トルコライスといえば長崎市内でも浜の町方面に名店が集中してる印象があるんでこちらの方面に店舗があるのは意外でしたねぇ。
メニュー表は店舗の外に掲示してある
ナポリタンなどのスパゲティは600円〜、トルコライスも780円ばかり。めちゃくちゃリーズナブルな価格設定で確信した。時が止まってる。
こうなると店内も『あの頃の空気感』、そしてトルコライスも『往年の味を』期待してしまうっすよね。
個人的にKEY COFFEEの看板だしとる所のレトロさは安定っす!これはいけるっ!
ABBAが流れる店内。昭和の空気感がこうもキマるのだ
店内は80’Sの空気感がモロでした。本当にわたしが小さい頃、おやじに連れられていった喫茶店のあの空気感だった。
ソファー席がよく沈むやつでね。めちゃダラーっとできるんよ。いまそういう席ってあんまないよね。回転悪くなるけんかな。
正義はおしゃれなカフェだけじゃない。こういう空気感も喫茶店の食事の醍醐味と思ってるんすよ。こう考えるとガッチガチの純喫茶店を巡るのも良い趣味になるかもしれんすね。
ノーマルなのに贅沢なトルコライス
これがシェルのトルコライスだ!配色がいいっすね!ご主人は生粋の長崎の方で幼い頃からめっちゃトルコライスを食べて育ってきたそう。
その経験が忠実にこの料理にでているなぁって今回頂いて感じました。
この記事の冒頭で話したトルコライサーの人は『シェルのトルコライスは 長 崎 ら し い』っていってたんです。
2018年。時代もかなりうつろいできました。人の味覚も変わりました。それでも変わらずに愛されるもの。その一幕を今回みたのでした。
カツは肉厚っ!とまではいかない厚さで食べやすい。ハードに揚げられたカツとまばらなカレーピラフも昔を思い出させます。
こいがキツネ色の厚いカツだったりパラッパラのバターライスとかだったらそれはそれで間違いなく美味かとばってんきっとわたしは『ちがう』って思っていたかもしれんすわ。
サイドもぬかりなく作り込まれている
スパゲティは余計な具材をいれず、なおかつボテボテの食感っすね。期待通り120点っすよ。もう完全に『あの頃』にもっていかれる味なんすよ。
フォークでくるくるっと回すと湯気がでるぐらいアッツアツ。観光需要に甘えて冷め気味のパスタだしてるお店に束で食わせてぇ…!
サイドはポテトサラダにトマト・キュウリ・レタスと彩りも配慮してあるしなにより量も多いんすよね。
デザートバナナがシェルのトルコライスの特徴だ
サイドにはちょこんとバナナ様が鎮座しちょる。こういうところも嬉しいっすね。
『トルコライスは大人のお子様ランチ』そういった比喩ばようけ聞くばってん、こういうのを見るとたまにはキッズに戻るともよかねぇって思うんすよ。
昔デパートで食ったトルコライスにも、こがん果物ついてたっけ…って少し笑った。ぺろっと食ってごちそうさまだ。
そこにあるべくしてあるトルコライス
店内の空気感やBGMが後押しする正統派トルコライス。全てが理にかなっていました。最高のバランスでカフェドシェルはできています。こういうお店はずっと続いて欲しいものですね。
平和公園でお昼に困ったら思い出して欲しい名店ですわ。
おいしいトルコライスありがとうございました!!またきます!
ごちそうさまでした!!!