最近はGOTOイートの情報更新を優先してまして買い物とかあんましてなかったんすけどね、
ツイッターでたまたま見て秒で『こら買わんば』ってなった商品があったんすよ。
発売元は『島原鉄道株式会社』
いわずとしれた島原半島の鉄道・バス・フェリーを運営している会社です。
そんな会社がなにを発売したかというとですね…
島原鉄道がおもしろいもん売り出した
引用:島原鉄道株式会社
まてまてまて
もうね、どっからつっこんでいいかわからん。
- 赤字の鉄道会社だからこそできた珠玉の一本!!→!?
- なんと3色すべてが赤色!!→!??
- ノールックですぐに赤字線が引ける→!???
- よくできました→!???
あつかいきれん。あつかいきれんて。
唯一まじめだなぁと思った社長コメントも読みすすめたら
「家計簿でご利用ください」
である。いや、全部赤字なんだが。
ちなみに商品パッケージの訴求フレーズもこれである。
もっともらしいこと言ってるけど全部既存の赤ペン単品で済む話だからな!?
ここまでネガティブ要素をプラスに置き換えられるのは今や島鉄かペコパくらいである。
でも堅実で真面目な運営をされてる印象が強い島原鉄道だったんで今回のこの自虐感満載の訴求はめちゃめちゃ刺さりました。普通におもしろい。
ようするにこういう流れと予測
島原鉄道が赤字
↓
起死回生の商品はないか
↓
開き直って赤字にちなんだ商品なんてどうだ
↓
赤字ペン販売しました〜
↓
長崎県民として買うしかない!!
これです!!
発売初日にさっそく買ってきました
発売開始は2020年11月21日(土)
長崎市ではココウォークで本日限りで臨時販売されるとのことだったんで、これだけのために行ってきました。
1本税込550円也
島鉄の列車マスコットがかわいい
幸せの黄色い電車、あのいつもの1両編成ワンマン列車がペン頭に鎮座されています。これがまたかわいい。
赤字のインパクトが凄すぎておざなりになってたけどめちゃくちゃ存在感ありますね。職場の空気によりますが使うハードルがワンランクあがります。
でも再現度はなかなかのもんで、島鉄乗ったことある人はニンマリするやつっす。さすがに母娘のイラストはないですけども。
3色全て赤色だが太さが違うぞ
太さは0.5・0.7・1.0の3種類
0.5以外は普段なかなかみる機会がないんで新鮮でした。
0.5の面に島原鉄道赤字ペンと商品名もあわせてプリントされています。
使い込むと徐々に消えそうなプリントなんで綺麗な状態を保ちたい人は保管用にもう1本買っておくのがおすすめです。
重さはそれほど気にならない
一般的なペンより2gほど重いです。
3色ボールペンと比較してもさほど重さは変わりません。
長時間ガッツリ使うとなるとちょっと変わってくると思いますが使用頻度が低ければそこまで気にするとこではないかもしれません。
実線レビュー
サンプルでそれぞれの太さで文字を書いてみました。
上から0.5・0.7・1.0ですね。
冒頭でさんざん『赤ペン1本でことたりる』って言いましたが、この島鉄赤字ペン独自のメリットも書いてわかりました。正直すまんかった。
- ボールペンって急に書けなくなることあるやないすか?そんなとき使ってない2本が予備になる
- 色のチョイスミスして公式書面に青色で記入して『あー』てなるリスクの低減
- 先生や講師の方などは、採点する時は1.0でまるつけ・0.5で細かいコメント書きなどの使い分けが1本でできる。
書き心地・実用性
めちゃめちゃ普通です。
握り心地・インクの出の良さなど他の3色ボールペンと比べ遜色ありません。
電車のマスコットがチラチラ目に入りますが10分もすれば慣れます。
使ってて気づいたんすけどマスコットはねじ込み式のキャップにくっついてて取り外しができるようになっていました。
これなら真剣使いたいときは取り外して使用することもできます。
つまり見た目や重さを1mmも気にせず使うことができるんです。
実用性の面では単色赤ペンとくらべてもデメリットはなかったということですね。
ペン先もねじ込み式で替え芯交換も可能っぽい。長く愛用できそうっす!
赤字推移グラフつき
なかなか激しい赤字の歴史です。思えば災難ばっかりですね島鉄…。
あと個人的に公式でもウリになってませんがこの裏面にある『使用上の注意』的なやつもなかなかふざけてるので好きです。ちょっと笑ってしまった。
ほんと今回は島原鉄道株式会社の訴求の仕方がユニークです。
ここで書いてもいいんすけど購入のお楽しみになるかなと思うんで書きません。みなさんはぜひ手にとって確認してみてください。
長崎が誇るローカル線・島原鉄道!黒字になるように応援しようぜ!!
ぶっちゃけ110円で3色ボールペン買える時代っす。そこに赤しか使えない同色ペンが550円で同じ市場なんで価格メリットなんてお世辞にも言えません。
ただこの440円の差こそが島鉄への想いだと思ってます。
普通に考えて赤字で死にそうなんに前向きに頑張ってる。こういう風に不格好でも行動にうつせる企業って素敵だなぁって思うんです。
440円の手数料なしのクラウドファンディングっておもえば安いもんだ。頑張れ島鉄。
わたしはまたあの黄色いワンマン列車に乗ってガタンゴトン海沿いの沿線を楽しみたい。だから無くならんでくれ。島鉄。
そんな想いがわたしを販売初日に購入まで走らせたんかもしれません。
ではでは今日はこのへんで!猫町でした!!みなさんも見かけたらぜひ手にとってみてください。
▼島鉄赤字ペン以下から買えます
- 諫早駅
- 本諫早駅
- 多比良駅
- 島原駅
- 島原船津駅
- 島鉄バスターミナル
- 雲仙営業所
- 小浜ターミナル
- 諫早ターミナルホテル
- しまてつショップ(Yahoo!JAPANオンラインストア)
- ※オンラインショップでは単品のほか限定でセット販売も。
セット販売の場合は単価500円(税込)×本数