長崎市に謎だらけのラーメン屋さんがあるのをご存知ですか?
- 営業時間不定
- 定休日不定
- 電話番号非公開
唯一わかっていることといえばやたら美味い鶏白湯ラーメンをだすことと
営業している時はピンク色の暖簾が出ているということのみ。
店名は『天風』ずっと行きたかった謎多き店にやっといくことができました。
とにかくオープン後なかなか開いてなかった天風
『おお!!!長崎に白鶏湯のお店ができるぞー!?』
とツイッターに投稿したのが2018年8月のことでした。
住吉のあほぼん寺と万園の間に鶏白湯の店がオープン予定みたいっすね…予告がなんかゆるいw pic.twitter.com/1rwbX2jAU6
— 猫町飯店の休日 (@nekomachihanten) August 19, 2018
涼しくなってからのOPENとなります。(9月頃ですペコリ)
という、なんともゆるい告知とともにあらわれた天風。
それから待てど暮らせど開いている様子がなく、なっかなかチャンスに恵まれませんでした。
営業時間不明、定休日不明。謎が謎を呼ぶお店として『いつ食えんの!?』と、まわりもザワザワしとりましたね。
暖簾がでていない時に確認できたのはこれ。
今のところスープが出来次第、暖簾を出させて頂いてます。
これが営業時間を大きく左右しているのです。
私たちはスープが完成するのをずっと待っていたわけですね。
これを初めてみた時は『これは…めっちゃこだわり強いすげぇ怖い大将がいるやつ…?』と思ってました…
そして時は流れ令和へ。待望の暖簾と遭遇!!
今までの地味な外観を切り裂くようにピンク色の暖簾があらわれていました。
5席ほどのオールカウンターの店内はすでに満席で、外に用意されていたパイプ椅子に座って待つシステムでした。
天風へのアクセスマップ
閉店したあほぼん寺の隣といったらわかりやすいですかね。
昭和町通りに面しているので歩いていれば一発でわかるはず。ローソンの向かいですね。
近くには『おこのみむら』や『蕎麦屋ぎん水』、『喜晴屋』など美味しい店がたくさんあるので天風が閉まっていてもご飯に困ることはまずありません。そもそもここ一帯はグルメ地帯っすもんね。
車で来店の方は専用の駐車場がないので近隣のコインパーキングを利用しよう。
交通量の多い昭和町通り。天風があいてても車やバイクだとつい流れに逆らえずスルーしがちっすよね…
遠目からオープンしてるかどうか確認したい人は上の写真の黄色いランプが点灯してるかどうかも一つの指標になるぞ。
天風のメニュー
基本の鶏白湯ラーメンが600円とかなり安い!!びっくりしました。
主力は鶏白湯ラーメンですが担々麺を頼んでる方も多かったですね。
ただ担々麺は売り切れの場合が多く、常連さんも『また(売り切れ)かー(笑)』って嘆いていました。大将もすっごい申し訳なさそうだった。
あとから書きますけど鶏白湯のラーメン食べた後は雑炊もおすすめ!いっときましょう!
※担々麺は相性が悪いので雑炊はできないそう
ラーメン
- 鶏白湯 しょうゆ/塩 各600円
- トマトラーメン(鶏白湯) 640円
- タラコラーメン(鶏白湯) 660円
- 鴨ネギ(ダシ味)380円
担々麺
- 赤(白胡麻) 650円
- 黒ごま 550円
サイド&トッピングメニュー
- 雑炊用ご飯(ゆず胡椒付き) 110円
- 雑炊用卵 30円
- 子ブータ 60円
- 合鴨の白焼き 60円
- 地鶏の団子(3個) 60円
- タラコ焼売(1個) 60円
- 海老焼売(1個) 60円
- 豆乳プリン 20円
鶏白湯 塩(600円)鶏2羽を使った贅沢なスープが圧巻だ!!
なにはなくとも丼がサーブさえた瞬間伝わってくる鶏白湯の濃厚さ。
ただこのスープが見事で
濃厚ラーメンにありがちな『こってりだなぁー!!』って感覚はまるでなくて、とことん凝縮された鶏出汁がガツンとくる感覚なんすよ。しかも雑味なしですげぇリッチ。
口にベトりとまとわりつくような感覚はなくグイグイ飲めてしまう。
聞けば1杯のラーメンに鶏2羽使っているそう。なんと贅沢なスープだ…
トッピングがまた面白いっす。『体が喜ぶ麺屋』を自負する天風らしい組み合わせです。
- 梅干し
- 刻みトマト
- 水菜
- ネギ
- 子ブタ(腸詰)
梅干しが秀逸ですね。ガラリと表情を変えるんですがさっぱりします。
麺は細めのストレートでスープとの相性もいいっすね!
スープを絡みとりすぎずいい具合です。喉越しもよくて美味い!!
勢いよくズルズルいってたらあっという間になくなりそうになって『おおっといけねぇ!』ってなった。
ほおばって豪快にいくというよりじわじわ少しづつ味わいたい。そんな気持ちにさせてくれる麺でした。
天風の醍醐味!!雑炊でスープが2度美味しい!!
オープンした当初から『これはいいなぁ!』って思ってたのが
残ったスープで雑炊ができるシステム。
自分の席にIHというシステムは江戸町の『つけ麺ぱぴこ』が有名ですが白湯雑炊システムは長崎ではここが初めてではないっすかね。
自慢の鶏白湯スープをあますことなく頂けるのは画期的っす!
出来上がる過程もごちそうっすね!固まっていく卵を見つめながらアホほどニヤついてました。
ふと隣のお客さんをみるとこちら様も鍋をガン見してた。気持ちわかる。わかるぞ。
メニュー表には簡単な作り方が記載されてるので自信がない人も大丈夫!!
卵をといて入れてフタをしたあと弱火にすると半熟に仕上がるそうです。
柚子胡椒も薬味としてだしてもらえる。こいつがアクセントとなってキリッとした印象にしてくれます。
食べ終わるころにはお腹も満足!
晩ご飯としてのボリュームもバッチリっす!!!
これだけ食べて700円台はだいぶ破格やないっすかねぇ。しかも美味いんやけんなおさらっすわ…お店に感謝しかないです…
しかもこれ絶対片付けとかめんどいはず。ただでさえスープでめちゃ手間かかってんのに。
ここまでくると慈善事業かと思ってしまう…まじでありがたいです…
猫町おすすめはタラコラーメン
2回目に来店した時はタラコラーメンをいただきました!
最初は『そもそもいろいろバリエーションあるなかでなんでタラコラーメンを作ったんやろ?』と思ってましたが1口食ったらなるほどガッテンでしたね…
少しピリ辛なテイストは鶏白湯の味をグッとひきたてます。
辛すぎないとこもイイっすね。タラコはなかなかのボリュームやけんね。
具材も水菜から高菜へシフト。子豚も肉団子へ。相性を考えつつタラコを生かしたセットアップとなっています。
ノーマル鶏白湯以上に雑炊はマストだ!!
なるほど!こいつぁいいや!!
このラーメンは雑炊にしてからが本番すね!ラーメンオンリーだとスープ下に沈んでしまいがちなタラコですが雑炊にすると米にまとわりつき、どこをすくっても優勝みたいになる。贅沢な雑炊っすなぁ…
ここまでタラコでブーストされた一杯なんて滅多にない。間違いなく堪能できるぞ!!
大将のキャラもいいっすね!いろんな話を聞きましたぞい。
天風は大将の人柄がいいっすね!すごい忙しそうなのに食べ終わったお客さん全員に笑顔で声かけされてました。優しさがにじみでている。
最初はそのスープへのこだわりから『ハチマキ+腕組み+仁王立ちスタイル』を予想してましたが実際はすごくフランクな方でいろんな話をしてくれました。めちゃええ人やん…
当初なかなかオープンできなかったのが準備が大変だったことが大きく『あの時はすごく忙しくて死ぬかとおもいましたよ…』とトホホ顔されてました。笑っちゃいけないんすけどなんだかほっこりしてしまった。
最近になって平日夜は営業されてる日も増えてきました。それでも17:00以降とのこと。わたしが行った2回は20:00と21:00でした。
営業時間も休みかどうかもスープにゆだねられるという運ゲーは変わらずですがだいぶ行きやすくなった!食べる価値ありありですぜ!
おいしいラーメンをありがとうございます!また来ます!!
ごちそうさまでした!!!!
鶏白湯専門店 天風
住所:長崎市千歳町16-2
TEL:非公開
営業時間:スープが出来次第~無くなる迄
定休日:日祝(2019年8月4日時点)