『彼女の長崎にくっとばってん…』
そんな言葉から始まる相談のあってですね。ええ。聞けば遠距離で2年目記念日なんだと。いい店教えて!ってことね。ならば
『もうすぐランタンやし新地メインでちかっぱ連れ回したらよかですたい』
つったんですけど、どうもカメムシを噛み潰したような顔するもんやけ
『なんすか…噛まんならよかですたい…』って言うたんすよ。
そしたらね
お互いゴリゴリの長崎人なんで、モロ名物とかそういうのはよいと。とにかく大事な彼女の思い出に残る気持ちの良いランチをしたいと。できれば市内どまんなかで。予算はできれば2,000円くらいでと…高いと気をつかわれるけん…と
難易度たっけぇ…!
ただピンとくるとこが一軒あったのを思い出したんす。
『猫町さん…あそこは良かぞ…あそこは良かぞ』ってずっと言われてた店がさ…!!
普段から有り金全部酒とメシに突っ込んでる30代の女性からの情報だったんで信憑性はひっじょううぅぅに高かった。
結論から言うぜ
『ピアチェーボレは良かぞ』
ピアチェーボレへのアクセスマップ
路面電車を眼鏡橋の電停で降りて数分で到着。アクセスはめちゃくちゃいい。
何回も通ってる道に名店があったんですね。
ただ外観が高級感あると『うわぁ…敷居高そう…』っていう直感が働くけん頭に入ってこなかっただけなのかもしれんすね。
別角度から。通ったことある人も多いのではないでしょうか?ほぼ川沿いやもんね。
中通りからなら『尾曲がり猫神社』の隣にあたります。
また、この近くにはトルコライスの猫町激推し店『プリムローズ』もあります。眼鏡橋近辺で洋食だったらマジで絶対覚えておいたほうがいいですぞ。
Googleマップもおいておきますので併せてチェックしてみてください。
ちなみに専用の駐車場はないし、この辺りは一方通行や一時停止線が非常に多いんで車やバイクで来店される人は色々ほんと気をつけてくださいね。
ピアチェーボレのランチメニュー
これなら手が届く…!!ていうかこの価格帯で街中イタリアンがいただけるんだな…
平日限定だけど1,273円でドルチェ(デザート)つきです…自分がイタリアンにたいしてだいぶ構えてたってのもありますがだいぶお得な気がします。
ちなみにメニュー表に記載なかったけどスープもついてきますぞい。
Aランチ 1,273円(平日限定)
- サラダ or スープ
- パスタ
- パン
- ドルチェ
- カフェ
Bランチ 1,453円
- 前菜盛り合わせ
- パスタ
- パン
- ドルチェ
- カフェ
Cランチ 2,182円
- 海鮮の前菜
- からすみのパスタ
- パン
- ドルチェ
- カフェ
Dランチ 2,545円
- 前菜盛り合わせ
- パスタ
- パン
- 魚料理or肉料理
- ドルチェ
- カフェ
Eランチ 3,182円
- 前菜盛り合わせ
- パスタ
- パン
- 肉料理
- 魚料理
- ドルチェ
- カフェ
パスタメニューはCコース以外だと自分でチョイスできる。
わたしが来店したのは1月。見ての通り旬の食材をふんだんに使用しているぞ。
ドリンクメニュー
ドリンクメニューも豊富です。ビールの種類が多いのも嬉しいっすね。
お昼からワインを嗜んでる人も多かった。やっぱあわせるならワインなんだろうな。
ピアチェーボレの店内はオレンジをベースとした落ち着いた空間
可動式のテーブルは2名様〜団体までフレキシブルに対応されます。
これはシャレオツ女子会もいけそうっすね。
とにかく来店してわかった。ピアチェーボレめっちゃ人気がある。ちょっとビビったもん。
土曜日に行ったんすけど開店40分たたずにほぼ満席でした。予約の人が多いっすね。
客層は意外にも40代ー50代の女性が多いっすね。まだあまり20ー30代には知られてない穴場かもしれんす。男性はだいたいパートナーがいらっしゃった。
男性のピンはわたしだけでした。男性1人はちょっと勇気いるかもっすね。
『あっ、カウンターあるんだー』っとすみっこをキープ。落ち着きます。
わたし以外にも30代の女性が颯爽と入って来てカウンターで召し上がってたっす。なんかカッコよかった。なるほど…女性1人でこういう使い方もありっすね。
奥にはパーティションもあるし、入り口右手にも半個室のテーブル席があったぞ。オープンな席が苦手な人も安心だ。
Cコースをオーダー!前菜からニクい演出が始まるぞ!
Cコースをオーダー。からすみパスタが気になってね…まず運ばれてきた前菜から『この店一味違うっすね…!』と直感が働きました。
最近刺身ばっか食ってたってのもあるけどテイストの違いに驚きました。うんまコレ。
黄色のソースはパッションフルーツベース。こいつ果実感があってええ仕事します。
魚種にサワラをチョイスしてくるのも嬉しいっすね。淡白になりがちなサワラですけどこれは全然違いました。やっぱ旬のもんはウマい!
食感もブリンとして弾力ある。歯が喜びますねぇ!
そこにパッションフルーツの爽やかさがプラスされるわけっす。最初『辛子かな?』って思ってマジですまんかった。
盛り付けも繊細でテンサヨンあがる。目でも楽しめるのがピアチェーボレのランチだ。
海老の旨味を凝縮したブイヤベースにパンを待てなかった後悔よ
このあとパンくるのわかってたけどスプーンがとめれんかったんすよね。
葛藤はあったけどノンストップ
海老がしっかりしてんのに全然嫌味じゃないんすよ。すごかなぁ。野菜も含め、なめらかでめちゃくちゃ丁寧な仕事を感じるんすよね。
このスープ、追加料金してもいいからおかわりしたかった(できない)
パンはサーブ前にレンジアップしてくれるんも嬉しい。
こいつと一緒に味わいたかったってのが本音やけどスープがうめぇのが悪い。
わたしに強靭なメンタルがあったらこのパンで皿の淵に残ったスープを1滴残さずサルベージするのに…
不動だったわたしのパスタNo.1が動いた瞬間でした
よかけんみんなこれ食ってくれ。たのむ。
BランチかCランチで散々迷った挙句Cランチ選んだ自分をめっちゃ褒めたい。頭グッシャグシャになでまわしたい。今まで食ったパスタで1番でした。
盛り付け・ボリューム・味全てに於いて完璧やったっす。パスタ食ってこんなにテンションあがったの久しぶりっすわ…
小長井産の牡蠣はめちゃ大ぶりで、同じく長崎産のモンゴウイカとスズキ。海老ホタテもたくさん入ってて満足度めっちゃくちゃ高い。
春の装いは菜の花の所業か。ニクいねぇ。それをカラスミが包みます。ツマミでしか食ったことなかったカラスミだけどもこれほどパスタにあうのか…
完食し皿底に残ったスープ…これほど『お済みのお皿おさげしますね』の一言が憎いと思ったことはなかった。済んでる!済んでるけども!!
入店前は『男1人でも大丈夫かな〜』『女性ばっかりだったらきまずいなぁ〜』ってめっちゃ迷ったけど心底来て良かった〜って思いましたね。このパスタの前にそんなリスク比にならない。
ドルチェまで全力!最後まで目が喜ぶ!
最後にドルチェ。今回はミックスベリーのパンナコッタでした。こちらの苺が旬ですね。
ピアチェーボレは最後まで盛り付けが素晴らしいっす。目が喜びますわ。
連れて行った人も喜ぶでしょうなぁ…カウンターから盛り付けしてるとこ見えたけど真剣でしたね…
甘さの中にもほどよい酸味がコースをしめくくります。
カフェはコーヒーを選択。もちろん砂糖もミルクもつけれるけどわたしはブラックで。
ドルチェによくあいますねぇ。コーヒー以外も選択できるんで店員さんに聞いてみてください。
Cコース全体の印象なんですけど、30代男性でも結構お腹いっぱいになると思います。
わたし結構定食屋でもおかわりするタイプなんすけどお昼に食べるボリュームとしてはかなり満足できましたぞい。
大事な人と来たいピアチェーボレ!ここはハズせない!って時ほんといいぜ…!
エスコートするならこんなとこ!!!
オーナーシェフの今道さんにお話を伺った際に
『やっぱり長崎産の食材を大事に使いたいし、こだわってますよ』
と笑顔でおっしゃってました。
長崎にこんなお店があることを嬉しく思います。
旬のものを取り入れてるので毎回同じ料理がいただける保証はありませんが、『今日はなにがでてくんだろ?』とワクワクするのもまた楽しみといえます。
あと、店内の空気感なんすけどね。
ずっと満席・フル回転だったんですけど店員さん同士のピリピリ感がないのもよかったっすね。かといって弛まずにほどよい緊張感とテンションがあったんす。
大事なゲストをエスコートする時はこういう雰囲気のお店をチョイスしたいっすね。気持ちよく食事したいもんな…
愛妻の日もあるしバレンタインもある。使えるシーンはかなりあると思います。わたしはお母ちゃん連れていこう思うたよ。10代や20代前半はあんまいないだろうからお客さんの空気感も落ち着いてそうだしね…
あとホームページからも予約できるので電話が苦手な人は助かると思います。
予算やアレルギーも予約時に入力できるのは非常にユーザーファーストですね…
これがわたしのアンサーだ!彼女大切にせんばやぞ!
ほんとめちゃうまかったです!絶対また来ます!!
ごちそうさまでした!!!!
Piacevole(ピアチェーボレ)
住所:長崎県長崎市銀屋町2-16古川町共同ビル1F
TEL:095-825-1222
営業時間:11:30-14:00 18:00-21:00
定休日:月曜日(祝日をのぞく)
浜ん町イタリアン・フレンチならこちらもおすすめ!