今日は長崎市街地を離れ、脇岬までやってまいりました!
脇岬といえば長崎でも最南、ただのリーマンがなんでわざわざここまでやってきたかってーと小さな一軒のコーヒー店がお目当てでした。
ほんとずっとずっと行きたかったお店なんすよ。
お店の名前は『きまま焙煎所』
もともと脇岬海水浴場隣接のカフェ『リップル』を経営されてたご夫婦が『トンボロ』という民泊とあわせてオープンさせたお店です。
ご主人のスガヒロさんはわたしのブログがまだスタートしたぐらいの頃にTwitterをフォローしてくれてて、その頃ちょうどこの建物のリノベを始めてた時期だったんす。
スガヒロさんは当時から店内をリノベーションする様子をTwitterであげてまして、わたしもその過程をずっとみてたんすよ。
内部の壁やカウンターが徐々にできあがるのをTLで見てて、ツイートから滲み出る人柄もあいまってたまにプロフをみて進捗を確認してました。
『なんか楽しそうな人のおらすなぁ』
って思って、完成したあかつきには絶対行ったろ。って思ってたわけです。
きまま焙煎所店舗外観
店内外観がこちら。古民家である面影がはっきりわかります。
看板もよく見てみると自然が織りなす造形そのままの木で出来ていたりします。
暖かくナチュラルな印象が入店前から伝わってくるんすよね。
きまま焙煎所へのアクセスマップ
Google MAPは周辺図を載せました。
引き気味でみたらわかりやすいんですけど
おそらく長崎最南端のお店になると思います。
長崎市からは車で1時間程度はかかるっすね。特に499号線は工事で片側交互通行になることが多いんで余裕をもって出かけてください。
平日夕方は渋滞も起こるそうなんでなおさら!
せっかく野母崎にいくならあわせてランチもおすすめですぞ。ほんと長崎南部はランチスポットにこと欠きません。
今まで行ったお店でおすすめをいくつかピックアップしたんであわせてどうぞ!
駐車場はお店の前の漁港にとめてOK
お店の横にも駐車場はあるにはあるんですけど近くの漁港に止めるのが簡単です。
『えっ、漁港にとめて大丈夫なの…?』って思うじゃないですか。
わたしも最初そう思ってたんですけど認められてるそうなのですよ。
きまま焙煎所のメニュー
メニューは以下の通り。ブラウニーやケーキはコーヒーと一緒に注文すると割引してくれるぞ!嬉しいね!
コーヒー豆の特徴や味が書かれた黒板から豆を選びます。こういうの親切でいいっすよね。
コーヒー豆の販売も行っていました。お気に入りの豆に出会えたらお土産に買って帰るのもいいっすね!
ゆるやかな時間が流れる店内、窓から見える景色も最高です。
窓枠込みで景色を眺めたら完全に自然が織りなす美術館
やはりこのロケーションは圧倒的です。ほんといいところに作りましたよねぇ。
今回はこの風景をダイレクトに拝むことができるカウンターで過ごさせていただきました。
一歩店内に足を踏み入れるとコーヒーの香ばしい香りに包まれます。
肩の力が抜けホッとする瞬間です。
BGMもサーフ寄りの緩やかな音楽が控えめに流れててとっても落ち着きます。
県外の方や市街地からのお客さんが多いかと思いきや、地元のおじいちゃんやおばぁちゃんもリピーターにつくなど客層はとっても幅広いです。
地元の人が
『いつも見ている景色なのにここで見るとまた違って感じる』
と言うその気持ち。
お客さんとして初めてきたんですがなんとなくわかる気がします。
地元の人にとってもここは3rdプレイスになってるんだなぁって感じましたね。
カウンターからは海をダイレクト一望できます。めっさ癒される。
ご覧の通り外にはオープンな席もある。穏やかな陽気の時は海風を浴びながらコーヒーをいただくのもいいっすね!!
こちらもいいです!ゆったりできるソファー席!
ソファーは座り心地も良くてくつろぐのにも最適っすね。
壁紙がもうはちゃめちゃにオシャレ。クロスに柄を取り入れるの難しいのにこの店内の空気にめっちゃ合ってます。
双眼鏡もありましたぞい!外はどこを切り取っても絵になるのでのんびり眺めるのもいいっすよ!!
真似したくなるセンスある空間作り必見っす
壁のクロスや家具、インテリア・雑貨にいたるまでハイセンス。これはマネしたい。
ただ自分でマネしたらえらいことになるアレです。
もうわかってるよ30年も生きてれば。美容師さんのやった通りにワックスつけたのになぜか寝癖になるのに似てる。どうすればこんなスタイリッシュになるんや…
わたしの写真スキルがあればあますことなく魅力をお伝えできるのですが…ほんとみなさん実際に来店して欲しい…
とくに内装や建具に関してはマジで素晴らしいですね。
古民家もオールセルフリノベーションでここまで出来るのか…って衝撃やったっすよ。思わずたっけんくん開いたっすよ。
自家焙煎コーヒーを米粉のチョコブラウニーとともに
注文を受けてから一杯ずつ豆を挽き、店内をコーヒーのいい香りが立ち込めます。
この瞬間がたまらんですよね。待ち時間もご馳走です。
きままブレンドをチョイス、中深煎でとっても甘く香ばしくローストされた匂い。
だされたコーヒーを鼻に近づけただけで幸せなため息がでますねこれ。
凄くいい香りのコーヒーにあたると『飲まずにずっと匂い嗅いどきてぇな』って思うんすけどまさにこれ。この匂いのお香があったらダースで買いますよ。
味はカドが立った苦味や雑味もなく飲みやすくそれでいてコク深いという謎。おいしいなぁ…きままブレンド…いいチョイスしたぜ。
迷ったらきままブレンドいってください。猫おすすめ。
ケーキも頼んでみました。コーヒーと一緒だとお得にいただけます。
米粉を使用した体にも嬉しい一品。甘すぎずしっとりした食感でうまかったっす!もちろんコーヒーにもあうぞ!
静かな贅沢の中、デジタルデトックス
このコーヒーセットを窓の景色とあわせて過ごす昼下がり。
もうねずっとボケーーーーーーーーってしてた。
気付いたら山の上のトンビ目で追いかけてた。ゆっくり進む船みてた。漁港の猫数えてた。
んでおもしろいのがスマホを全然触っていなかったんすよ、わたし。
忘れてたとかやないでシンプルにボケーーーーーってしてた。たぶんお店のご夫婦も『(カウンターの人大丈夫かな…?)』って思ってたはず。いやすいません。
ただね、『すごいこれ贅沢だな…』って思ったんすよ。
きっと物事ってすごいシンプルで、美味しいコーヒーと素敵な風景があれば何もスマホに頼らなくてもいいんやって。
隙間時間にも情報を詰め込みがちな日々ですけどこんな時間を大切にしたい。そう思わせてくれたカウンターの1時間でした。
完全に頭の中が現実を離れてフワフワしてたんですけど
ソファー席のお嬢様方が
『いや、いうて葬儀準備めっちゃ大変やからね?』
『わかる〜』
ってプチプラのコスメを批評するノリでなかなかヘビーなこと話すのが聞こえたもんやけんさすがに少し笑ってしまった。おかげで現実に戻ってきました。
スマホを一瞥し、にこやかにお店を後にしたのでした。
わざわざ行って欲しい長崎最南端コーヒー店
スガヒロさんは出かけられてて挨拶できなかったんだけど奥様と少しお話をさせていただき再来を誓いました。
訪れる人みなが絶賛するご夫婦の人柄、短時間ですがわかる気がしました。南部のことめちゃめちゃ親切に教えていただいてありがたかったっす。
穏やかな時間と甘いコーヒーの匂い、そして脇岬の風景…心からピースフルになりました。
みんなも長崎南部エリアでランチを楽しんだあとはぜひ『きまま焙煎所』を訪れて欲しい。忘れかけてた静かな贅沢がありますよ。
素敵な時間ありがとうございます!また来ます!!
ごちそうさまでした!!!
きまま焙煎所
住所:長崎県長崎市脇岬町3630−1
TEL:050-5361-526
営業時間:11:00-夕暮れ時
定休日:不定休