ちゃんぽん皿うどんとならび、忘れちゃいけない長崎名物といえばトルコライス
ライス・スパゲティ・カツをワンプレートに入れた欲張りメニューはとても華やかで長崎グルメとしてなくてはならない料理となっています。
各店舗で特色がでやすい料理で、ライスもカレーピラフだったりバターライスだったりケチャップライスだったりサフランライスだったり。スパゲティも細い・太い・柔い・硬いとその店々で特徴がはっきりでてきます。
今回は長崎市にエリアを限定し今までわたしが実際に食べにいったトルコライスをまとめてみました。
店舗情報のあとに詳細記事へのリンクを貼ってますんで『これはっ!』っておもったら参考にしてくれたら嬉しいっすね!
トルコライスは大きくレストラン系と喫茶店系にわかれている気がします。
味の趣向も違うのでぜひ自分にあったお店をチョイスして欲しいっす。特に喫茶店系のトルコライスはまだまだ行けてない名店がいっぱいあるので随時追加していきます。お楽しみに!
ではではさっそくどうぞ!
この記事の目次
欧風創作料理kasumi-霞-(長崎市琴海戸根町)
このブログでは何回もとりあげています。いやほんと隙がないです。ゴリ推しです。
長崎市内中心部からはだいぶ離れていますが、バイオパークへの観光も考えている方がいたらぜひオススメしたいのが『欧風創作料理 Kasumi』です。
ロケーションも凄くいいんですけど、トルコライスも絶品です。地元民の方はまだ知らない人が多い気がしますが絶対おさえてたほうがいいですぞ。
写真がどうしても逆光になってうまく伝わらないのが非常に悔しいんすけど盛り付けからめちゃくちゃ美しいです。
これはレストランの本気のトルコライスですね。わざわざ長崎市内中心部から食べに来る価値ありです。シンプルなバターライスで食べやすく、スパゲティが細身ですね。
特筆すべきはカツ。本当に美味しかった。他の食材が抑え気味なのはカツをいかすためでしょうかね。
ボリュームもほどよく女性層にも人気があります。コースのパンやスープも美味しいのでぜひどうぞ!カップルや夫婦で来られる方も多いっすよ!
欧風創作料理 Kasumi
住所:長崎市琴海戸根町240-2
TEL:095-884-2877
営業時間 11:00~15:00(Lunch)
17:00〜22:00(Dinner)
定休日 不定休
プリムローズ(長崎市古川町)
観光にきた友達をかなりの頻度で連れて行っています。眼鏡橋界隈で本当にオススメのトルコライスの名店です。
窓側の席からは中島川や眼鏡橋など長崎の名所を望める好ロケーション!これもプリムローズのウリですね。
店内はお昼時ともなるとあっとういう間に満席になるので早めの来店が吉っすよ!
写真はトリプルトルコライス。もうスパもライスも見えない。この超ボリュームでお値段も破格です!
もうめっちゃ熱々で運ばれて来てね。カラッと仕上がった揚げ物の破壊力たるやすごいっす。ハンバーグも評判がいいんすよ。絶賛されていて単品で頼まれるかたも多いっす。それゆえ私は毎回トリプルで頼むって算段なんです。
洋食屋さんが作る本気トルコは全ての具材において市内トップクラスだと思います。異論は認めない。具材はもちろんなんですが物語るのがデミグラスソース。これがまたうんめえんだ。
喫茶店のトルコライスのソースとはベクトルが違います。そこは好みでしょうけどね。間違いなく手間がめっちゃかかってるのがわかる。このソースはこういう店でしか味わえない特権だと思うっす!
ビストロボルドー(長崎市浜町)
長崎市の繁華街、浜町アーケードの中にあるビストロボルドー。長崎の老舗フレンチ店として昔から定評があるこのお店は昼でも夜でも丁寧で美味しいトルコライスをいただけます。
味はもちろん美味しいのですがこちらのトルコ風ライスが他のお店とかなり違った特徴があることで有名なんすよ。
店内はテーブル席がメインですがカウンター席も完備しています。お一人様でも気軽に入店できるのも嬉しいですね。
トルコ風ライスの一番の特徴はなんといってもスパゲティの麺!!!
知ってる長崎県民はおもわずニンマリしてしまう外海(そとめ)の麺は一口食っただけでわかる非常に弾力があるモチモチした食感が特徴です。
最近では長崎そっぷや鯖サンドとともに「新・三大長崎ご当地グルメ」にもなった海鮮ド・ロさまパスタ。その麺の特徴を味わえます。
カツも特徴的でいわゆる『トンカツ』じゃなくフライパンで揚げ焼きされた『カツレツ』です。パン粉も細かめで食べやすく歯ざわりがいいんすよ。そこに赤ワインとフォンをベースとしたコク深いソースがかかります。
一般的に重くなりがちなトルコライスですがビストロボルドーのはライトに仕上がっていて子供から年配の方まで多くのファンがついています。年配の人がガツガツ食ってるのここくらいじゃないでしょうか…
スパのシメジは雲仙産、トマトは島原産、カツの豚肉は雲仙産と具材も長崎県産に可能な限りこだわってるのもすごい嬉しいんすよね。
ビストロボルドー
住所:長崎県長崎市浜町8−28
TEL:095-825-9378
営業時間:11:00-23:00
定休日:不定休
向日葵亭(長崎市京泊)
場所は京泊。観光客の方はいまいちピンとくる場所じゃないかもしれません。長崎駅から車でも30分以上かかります。路面電車にのっていけるような場所にはありません。それでも『長崎のトルコライスといったら向日葵亭』って言う人はたくさんいるのです。
県外ナンバーの車も駐車場でよく見かけます。みんなナビ使ってきてるんだなぁ…市街地でも十分美味しいトルコライスはあるのに観光客のみなさんがわざわざこちらへ来るのは、ここのトルコライスを地元民がゴリ推ししているからなんです。
ライスを和風ダシで仕上げているのも向日葵亭の特徴で、この味付けは他ではみないですね。
向日葵亭のトルコライスはとても種類が多く、詳細記事をみて欲しいんですがソースからトッピングにいたるまで一人一人にあったオーダーが可能となっています。
写真はオムハヤシカルボトルコライス。こういう組み合わせも可能です。ぜひノーマルトルコライスでもオムレツのトッピングはやってください。ふわとろ加減が素晴らしいですぞ。
カツは他の店のトルコライスと比べ厚めで短く食べやすいようにカットされていて食べやすいんす。
店内はどこにでもあるようなファミレススタイルのテーブル・ソファー席。ただその居心地の良さが18年間世代を超えて地元民にも観光客のみなさんにも愛されている理由なのかもしれません。
ほぼ無休で頑張ってくれてるのにも頭が下がります。
レッケル(長崎市松ケ枝)
すぐそばには長崎ちゃんぽんの発祥の店『四海楼』があります。ちゃんぽんは中華街で食べるよっ!って方にはこちらのトルコライスをオススメします!
大浦天主堂やグラバー園の観光と絡めて来店して欲しいトルコライス店です。サッカー日本代表の吉田麻也選手のプロデュース店としても有名っすね。
地元民や海外からの旅行者の支持も厚くお昼時はかなり賑わっていますぞ。
トルコライスはてごねのハンバーグトルコや長崎和牛のトルコライスなどもあってオーダーから迷ってしまいます。ラインナップも豊富なんすよ。
レッケルのトルコライスは3点のバランスがよくて王道のトルコライスを味わえます。
ボリュームに関しては写真はレギュラーですが、うまいのでラージサイズでも全然はいりますぞ。ソースもカツもライトに仕上がっているので食べたら動けないってことにはなりません。観光の合間のランチにオススメっす!レディースセットもラインナップにあるぞ。ミニグラタン付きでお得感がありました。色んな味が楽しめるのはいいですね。
さきほども書きましたがレッケルはボリュームを選べるシステムになっていてメガサイズは茶碗5杯分のボリュームを誇ります。がっつりチャレンジしてもいいかもしれんす!
珍陀亭(長崎市千歳町)
観光地からは少し離れた千歳町の『チトセピア』って商業施設の中にあります珍陀亭。地元民にはあまりにも身近な施設ゆえに逆に今まで気づかなかったっす。
えてして商業施設のテナントの味なんて普通っしょ…っておもっていたら予想を超えてうまかったんですよねぇ。大満足で帰った記憶がばっちり脳みそにこびりついています。
完全にわたしの中で穴場となっています。電停沿いの比較的町中にあるんですけどチトセピア内に駐車できるんで車の来店も問題なしっす!
一見してそのボリュームに微笑んでしまう。一番基本のトルコライスなんだけどかなーり量が多いっす。これが大盛りとかメガだったらどがんなっとったとやろねぇ…
カツ・サフランライス・スパゲティの王道の組み合わせ。サフランライスは具材がほとんど入ってないタイプです。カツは大ぶりなのが1枚ドカーンっとソースはデミとカレーのハイブリッドでこれも特徴的ですね。
珍陀亭のトルコライスはスパゲティ特化型で、具材ゴロゴロたっぷりのナポリタンです。しっかり作り込まれてこれがうめぇんすよ。
しかもこれまた量が多い。申し訳程度にしかスパゲティ乗せてない店も多い中(しかも美味くない)ガッツリある。これは嬉しい!
完全に私好みでほんとナポリタンは単品で大盛りで普通に食っていいなって思いました(趣旨が違う)
ひかりのレストラン(長崎市稲佐山展望台)
稲佐山展望台にあるという、もう反則的な好ロケーションにあるのが『ひかりのレストラン』
市内をストレートに展望できる席がめっちゃ多いんすよ!長崎の名所でこれまた長崎の名物を食う。こんな贅沢があるかって話っすわ。
長崎和牛を使ったトルコライスも用意されてあったり、ちゃんぽん皿うどんもあったりしますのでトルコライスのみならず長崎の味を頂けます。
観光名所ど真ん中になると料理の提供時間がやけに遅かったり味も怠慢になりがちですがこちらは違います。
カツも厚めでスパゲティもケチャップに頼らずしっかりしてる。ライスはバターと玉ねぎのシンプル構成。重くないレストランのトルコライスですね。
万人に問わずオススメできると思います。観光地のロケーションに頼りっきりな店も多い中、真面目なトルコライスがいただけますぞ。
その分、町中に比べたら料金は少し高めになりますが、ゆっくり長崎を見渡しながらトルコライスを食べれるのはここだけですしこういう贅沢があってもいいなぁと思うのです。
サテンドール(長崎市三原)
こちらは長崎市内中心部から少し離れていますが機会があったら是非食べて欲しいトルコライスがあります。
路面電車では登りきれない坂の町・三原に君臨する猫町激推しのトルコライスがあるのが『サテンドール』です。
ここは当時あまりネットの情報もなかったんですが、リアルでよくオススメされてたんで行ったんすよ。大正解やったっす。もっと知られてくれ!
喫茶店トルコライスのなかでもかなり美味いオススメの一皿っす!具材もバラエティ豊か過ぎィ!うまいっすよー!
そしてここのトルコライスは盛り方が尋常じゃない。サービス精神に溢れています。大盛りオーダーした時マジでパーティプレートかな?って思ったもん。ふぅふぅ言いながら食ったもん。水もジョッキできます。わかってらっしゃる。
こちらのトルコはライスをドライカレー・エビピラフ・高菜から選べるんだけどオススメはドライカレーでわっしわっし食べようぜ!飽きずに食べれるぞ!
トルコ大盛りの店は市内に数あれど味が均一じゃなかったりいい思い出がないんですがこちらのトルコは丁寧に作られています。
食べたらしばらく動けないっすけど多幸感あふれるいい店です。店内にはマンガがいっぱいあるのでまったりするにもいいっすね。喫茶店のよいとこガッツリ堪能できます。
サテンドール
住所:長崎県長崎市三原3丁目497−2
TEL:095-843-8736
営業時間:11:00-20:00(早く閉める場合もあるそうです)
定休日:日曜日
カルカッタ(長崎市大井手町)
長崎に観光にくる人よりも地元民の支持が異常に高いのはその立地ゆえですね。
路面電車の電停からは離れていますし、おまけに路地裏にあるので気付きにくいんです。
しかしお昼ともなると長崎市民が続々とやってくる名店。それが「カルカッタ」です。
住吉町にも同名のお店があるんですけど「地元らしいトルコライス」といえばこちらな気がします。
650円で味噌汁つきという驚異的なコストパフォーマンスは市内でもトップクラス!
ただ、安いだけじゃなく毎回熱々で提供されるトルコライスは長崎市民に熱狂的なファンを作っています。
カルカッタの名物である特徴的な赤いカレーソースは意外にもマイルドで一食の価値あり!!
ナポリタンも具沢山だしライス部分はピラフでなくウマウマな焼き飯を採用してるのも特徴的。
個々のパフォーマンスが光ります。名店といわれるのは伊達じゃないんです。
カルカッタ
住所:長崎県長崎市大井手町9−1田園ビル1F
TEL:095-827-5678
営業時間:11:00-14:00
定休日:日曜日
カフェドシェル(橋口町)
平和公園の記念像から徒歩3分ほどにあるのがカフェドシェル。意外と橋口町方面はみなさん行かれないんで平和公園の観光と合わせるのには穴場でオススメっすよ。
こちらでは喫茶店系のいぶし銀のトルコライスが頂けます。長崎市のトルコライス愛好家の方々がこぞってオススメしてくれまして行って来ました。
詳しくは詳細記事をみて欲しいんですけど店内は80’Sの空気感があって『あの頃』にトリップできます。カウンターやふかふかのソファー席。
往年の喫茶店の雰囲気がいかす。この地で流行りに惑わされずトルコライスもぶれずに店のスタイルを貫いています。
バナナがおまけでちょこんと乗ったシェルのトルコライス。彩りも華やかです。
スパゲティは余計な具材をいれず、なおかつボテボテの食感っす。これぞ食べたかった喫茶店のトルコライスだっ!ってガッツポしたわ。
ご主人は生粋の長崎の方で幼い頃からめっちゃトルコライスを食べて育ってきたそうで、その経験が忠実にこの料理にでているなぁって感じました。
フォークでくるくるっと回すと湯気がでるぐらいアッツアツ。観光需要に甘えて冷め気味のパスタだしてるお店に束ごと食わせてぇ…!
サイドはトマト・キュウリ・レタスにポテトサラダ付きが喫茶店らしい。彩りも配慮してあるし、なにより量も多いっす。
80’Sな空間も加算されてじっくり『あの頃』に浸り味わいましょうで!