自分のためにでもあるとですけど今まで行って来たラーメン屋さんばまとめんばねぇって常々思っていたんすよ。
ネットで検索してもここ何年も他のラーメンサイトの内容に変わり映えのなかけん、こらもう自分で一回作らんばつまらんごとあるってやっと着手しました。
ただ作りながら思ったんすよ。この記事完成せんなって。まだまだ美味しいとこはいっぱい教えてもらってるんす。そこを全て行かない限りは完成じゃないっすわ。
終わりが見えない記事になりそうです。ぐぬぬ。豚骨一辺倒じゃなく様々な変わり種もあるしほんなこつ長崎ラーメンは奥深い。
ってことで随時追加予定っす。今年は豚骨以外もガンガン新しい店がでましたね。名店からニューフェイスまで一気にまとめました。
この記事の目次
げんこつ家(雲仙市)
長崎にこんなガチガチのラーメンあったんだなって最初の1口目でマジでびっくりしたっすね。店名はダテじゃないんです。スープ飲んだらレンゲに大量に骨粉が残る。こんなラーメンを私は長崎で他に知らない。
もうバリバリにげんこつ煮詰めてあるってのがすぐわかるんすよ。野性味溢れる手加減知らずのとんこつのフレーバー。強い…!このラーメンまじで強い…!油や化調に頼らずここまで濃厚にできるのかって初訪問した時すごく感動しました。本当に攻めた味です。
ご主人の真剣にラーメンに向き合う姿勢をひしひしと感じるっす。雲仙市にあるんですが長崎市でラーメンに飽和した人は是非とも足を運んで欲しい。きっとあなたの長崎ラーメン観は変わります。
げんこつ家
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らーめん家 政(大黒町)
この店の記事をブログに書いたその日、長崎を中心にSNSで一斉に拡散され数時間の間に2000人近くが私のブログを訪れました。
私もずっと思っていたんすけどその出来事で確信したんです。政は『長崎市民にとことん愛されてるラーメン』なんだなって。
とにもかくにも豚骨醤油のスープはガツンときます。油も多いんすけど醤油がキリっとした印象っす。みるからにヘビーなんすけど意外にも臭みがない贅沢なスープがそこにあります。
そこに油を纏った中太麺が追従するんす。もうその時点で最高じゃないですかぁ!もう箸いっぱいに大きく麺を掴んでガッツリ頬張りたくなるそんな一杯です。
このスープにはご飯も本当によくあうんすよ!ランチタイムは無料でついてくるっすよ!
いわゆる『家系』ですがそんなネームバリューも不要の愛されラーメンが政なんです。
らーめん家 政
住所:長崎県長崎市大黒町10−11 中川ビル 1F
TEL:095-822-8156
営業時間:11:00-1:00
定休日:日曜日
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らーめん柊(銅座町)
柊といえば長崎有数のトマトらーめんです。長崎に観光にくる人もこれを目当てにくる人が多い。すっかり銅座の名物ラーメンになりました。ビジュアルもなかなかパンチがあって具材にトマトと相性の良い茄子とほうれん草がはいっていて満足度高いっす。
肝心のスープはとろみがかっていて濃厚なんすよ。スープパスタみたいな感じかと思いきや全然違う。しっかり「ラーメンスープ」となっていて合わせた豚骨スープはトマトを殺さないように絶妙な加減でブレンドされてるんす。
麺を食べ終わったあとに追加オーダーでアサリご飯をぶち込んでリゾット風に食って初めてトマトラーメンは完結します。これがまたうまいんすよ!!
らーめん柊
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らーめん16(鍛冶屋町)
ニューカマーっすね。今年いろんなところでウメェと話題になった16の塩ラーメン。縮れ麺と鶏ダシがガツンと効いたアツい一杯です。
こいつがなかなかパンチのある一杯でした。当初、『塩かぁ。あっさりなんやろうなぁ』とか思って行ってみたら面くらいましたね。塩と鶏で上品ながらもかなり濃厚。うおっ!ってなった。
トッピングはチャーシュー・メンマ・もやし・あおさと量も入れすぎず邪魔しない内容。よく見ると焦がしネギや干し海老も入っているんすよ。バランスに非常にこだわってるのが目に見えてわかります。
『うまい』のはもちろんなんですが『巧い』という表現が良く似合います。色んな要因はありますがやっぱりキモは丁寧に作られたであろう鶏出汁のなせる技がでかいっすね!
麺も縮れ麺でよくスープと絡む。いい食感っす!こんな麺もなかなか長崎ではお見受けできないっすよ。そして麺がボリューミィ。替え玉がないからではあるんすけど、これ大盛りにしなくても結構な量で満足できると思うっすよ!!
16
住所:長崎市鍛冶屋町2-7 山田ビル1F
営業時間:11:30-20:00 (日曜日は11:30-15:00)
定休日:月曜日
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天風(千歳町)
営業時間も定休日も不明。開店当初から『いつあいてるんだ!?』と謎が謎を呼ぶラーメン屋さんとして話題でした。
1杯のスープを作るのに鶏2羽を使用する贅沢な鶏白湯は圧巻!鶏のうまみを全力で絞りきった濃い一杯となっています!それなのにベトつきはなくキリッと仕上がっています不思議なスープですね。グイグイ飲めます。
残ったスープを雑炊にできるシステムもいいんですよ。全席IHヒーターつきで自分でお好みの加減で雑炊ができます。2度美味しいっすね。贅沢スープを最後まで堪能できます。
開店しているかどうかはスープの出来次第という神頼み要素が非常に強いお店ですがチャレンジする価値はあると思うんで時間がある人はぜひ!
湯専門店 天風
住所:長崎市千歳町16-2
TEL:非公開
営業時間:スープが出来次第~無くなる迄
定休日:日祝(2019年8月4日時点※変更可能性有)
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らーめん点(千歳町)
長崎で食える最高の熊本ラーメンといえば点らーめん。見た目にも鮮やかな赤い器に黒い豚骨スープ。豚骨の芯の部分がしっかり残っていて長崎によくある万人受けの食べやすい豚骨スープとは違う野太さを感れるっす。
そこに食べやすい自家製の細麺ストレートにマー油が絡んでいて普遍的ながらも奥深い長崎唯一のラーメンをいただけます。こいつがクセになるし定期的に食べたくなるうまさっす。
具材はネギ・きくらげ・チャーシュー。あるべくしてそこにある三点ですね。これ以上入ってもいけない気がするし食感が非常にいいアクセントになっています。チャーシューはさっぱりしすぎずこってりしすぎず。ほどよい脂と肉質が楽しめます。
しっかりと味が確立してありリピーターを着実に増やしながら住吉に根づいています。住吉で飲んだシメには点のラーメン。いや、これほんとマストやと思うっす。
らーめん点
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味噌らあめん きりゅう(栄町)
こちらもニューカマーっすね!なにはなくとも特筆すべきはスープ。長崎では珍しいこの味噌スープは信州味噌と北海道味噌のブレンドっす。
これが実はベースが豚骨スープらしく非常にどっしりとした安定感を感じます、九州人の舌を意識した作りなんだそうです。クセのない飲みやすい豚骨がベースなだけブレンド味噌が気持ちよく前にでとっすね!
シコシコ感がすごい特製のちじれ中太麺は、長崎の他の麺に慣れていると斬新な食感っす。麺もスープも長崎唯一といえるものでした。ノーマルでも全然うまいんですが是非バターありのメニューでいって欲しいっすね!
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コバチラーメン店(銅座町)
これまでの長崎市のラーメンにはなかった濃厚な海老ワンタンラーメンを提供してくれるのがコバチラーメン店です。
甘えびの頭をベースに数種類の海老をブレンドした贅沢なスープこれがもうむっちゃくちゃ旨味が強いく濃いんすよね。
海老だけじなく大量の野菜とごくわずかに豚骨がブレンドされてるらしいんですけど、それだけでここまで強いスープができるんだ!!ってかなりびっくりしました。
しかも追加メニューで残ったスープをリゾットにして食べれるという大満足コースもあり!チーズや胡椒など下味が丁寧に効いてて完全に海老チーズリゾットでした。
平打ちの麺も市内ではなかなか味わえないシコシコ感があるんで細ストレートの豚骨に飽きた人にはゴリ推ししてます。
立地も銅座で夜中まで開いてるときたらシメ使いも大いにありでしょう!3:00までというロングタイム営業も魅力です。
コバチラーメン店
住所:長崎県長崎市銅座町15−16
営業時間:16:00-3:00
TEL:095-826-2858
定休日:不定休
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大勝軒(大黒町)
初見は圧倒されたっす。これは長崎が誇るパワーラーメンなんす!『パワーラーメン』なんて単語が辞書にあるかなんて知らないけれど力強く佇むそのフォルムは私を食う前からアツくさせました。
ぶたそばという名に恥じない、その惜しげも無くいれられた豚肉のボイルを頬張るとここに来て良かったといつも思うんす。今日のお昼ご飯ここを選んで良かったって。豚肉はケチケチ食わんでいいっす。マジでたっぷりなんすよ。
もっちもちの太いストレート麺と力強い魚介豚骨スープがガツンガツンとくる。負けじと豪快にすすると幸せになれます。ほんとうめえなコレ。スープをゴクッといくと『アァッ…!』って感嘆の息がでるんすよ。
ちょいと乗った生姜のすりおろしを溶かすとまた表情が変わります。これがまたいいんす!
お腹を空かして突入して下さい。帰る頃には胃も心も満たされていますけん。
大勝軒
MARU龍(佐世保市)
佐世保のラーメン食いまくってる知人に佐世保のとんこつラーメンといえば?と聞くと秒で答えが返ってきたんす。なんならだいぶ食い気味で返って来た。それがこのまるたつラーメン。
もう想像を超えて美味かったです。スープは豚骨臭くない飲みやすい感じですが他の『スープ飲みやすい系ラーメン』とは違って喉を通った後に豚骨の風味だけが綺麗に残ってきます。
『濃厚なラーメン食いたいけど獣臭いのはイヤー』『無茶言うなって』そんな2人の間に全力でサーブしたいラーメンっすね!他の店が醤油ダレに頼りすぎてるのに比べこのスープは豚骨の芯が残っていて…ただ臭くない。この技術に名前が必要だ。
そして注目すべきは焦がしネギ。最大のアクセントになっています。これをもってはじめてMARU龍になるのですね。ちくしょう…もう一度食べたい。長崎市民の私は佐世保がはるか彼方に見えます。
佐世保中心部からは若干離れていますが佐世保に行ったら是非食べて欲しい一杯っす!
MARU龍
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らーめん砦(佐世保市)
さきほどのMARU龍からの派生店になります。2013年にオープンして以来、その勢いは凄まじく長崎のラーメンシーンを一気にもっていきました。食べログやラーメンwalkerなど名だたる受賞歴が物語ります。
長崎ではあまりにも珍しい貝白湯をベースとしたスープはコクがあるのに後味はスッキリと。これが凄い。とんこつ使ってないのにこんなにも強いスープができんの!!?とその魅力の中毒になる人が続出する超人気店です。
佐世保産の赤マテ貝を主軸にアサリ・ホタテ・牡蠣などを大豆の絞り汁とあわせた極上のダシ。そこに塩ダレという一見上品なあっさりスープになるかと思いきや、旨味成分フルスロットルのパンチのあるスープです。
今では支店が続々オープンするまでになった非常に勢いのある店ですが、ただ繁盛するうまいラーメンではなく、地元長崎の食材を大切にした郷土食ラーメン。大事にしたい店です。
メニューも創作ラーメンが主力で、サイドメニューも工夫を凝らしたものばかり。佐世保ラーメンシーンの先頭を走り続けながらもまだまだ進化は続きそうです。
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BABAKE(江戸町)
2012年創業の比較的新しい店ですが、その美味しさから確実に長崎市を代表するラーメンに成り上がっていっているBABAKE。
豚骨と鶏ガラから生み出される濃厚スープは重みがあります。しかし獣臭さがないといういいとこ取りっす。旨味だけが厚い層をなして押し寄せて来ます。
白と黒から選べますが猫町推しは白。塩だれと焦がしネギのアクセントがあとを引く一品ですね。自家製麺もリフト前からわかる美しさ。喉越しもいいっす!!
ここは汁無し担々麺もアツいのでぜひ詳細記事をチェックしてみてください。
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金龍軒(諫早市)
すり鉢でそのまま豪快にサーブされるその味噌ラーメンは本当に体がぽっかぽかになります。コク深いのにくどくないのでスープがズイズイいけます。これがウマい!!
具材のてっぺんにあるこんもり盛られた生姜と周りのゴマがさらにアツくします。スープにめっちゃ合う!ジャキジャキの野菜と絡めて麺をズバーっとかきこむのが正義です。
これで550円という価格はすげえ嬉しい。バターをいれても600円です。諫早で味噌ラーメンといえばっ!?と言われたらマジで即答で金龍軒を推します。
豚骨ラーメンばっかり食べてる人は一回行って欲しい。味噌ラーメンのうまさを再認識させてくれますぞ!
金龍軒
住所:長崎県諫早市城見町6−13
営業時間:11:30-22:00
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